「Amazonで売れている商品はどうやって調べるの?」
「利益商品の見極め方を知りたい!」
「リサーチツールは何を使ったらいい?」
Amazonを販路としてせどりに取り組む場合、Amazon内で売れている商品についてリサーチすることは欠かせません。ただし、よく売れていることだけでなく「利益が出るか」という視点も持ち合わせて商品をリサーチしないと、安定して成果を上げることは難しくなるでしょう。
本記事では、1,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE®代表のかずが、以下の内容について解説します。
- Amazonで売れている商品をリサーチする方法
- 商品を分析・リサーチできるツールやアプリ7選
- 利益が出やすい商品の特徴
商品リサーチのやり方に迷っている人に向けて解説したので、ぜひ最後までお読みください!
Amazonで売れてる商品をリサーチする方法
Amazon の売れ筋商品をリサーチする方法のひとつに、売れ筋ランキングがあります。売れ筋ランキングは、各カテゴリーにおける商品の売上順位を表示したものです。
まずAmazon トップページの「ランキング」をクリックし、調べたいカテゴリーを選択します。
次にカテゴリーを選ぶと、各カテゴリー内でよく売れている商品のランキングが表示されます。
なお、仕入れ商品を確認する際はランキングの順位だけでなく、各商品の販売数量や価格、レビュー数なども参考にし、総合的に判断することが重要です。
【無料あり】Amazonで売れてる商品を分析・リサーチできるツールやアプリ7選
Amazonでよく売れている商品を確認する手段として、売れ筋ランキングをチェックする以外にツールを活用する方法があります。ここでは、仕入れる商品を判断する際に使えるリサーチツールを7つ紹介します。
- Keepa
- セラースプライト
- Allows10
- ERESA
- PRIMA
- aucfan
- FBA料金シミュレーター
ひとつずつ見ていきましょう。
本記事に掲載した価格や機能などの情報は、2024年5月時点のものです
1. Keepa
料金 | 無料プラン:あり 有料プラン:月額19€(3,145円) |
公式サイト | https://keepa.com/ |
KeepaはAmazon上の商品の価格推移や在庫状況などを調べられるツールです。Amazonで販売が始まってから全期間の価格変動や売れ筋ランキングなどを、グラフで視覚的に確認できます。
出品者数や評価数なども把握でき、売れ筋商品を見つける手がかりになります。無料プランはあるものの機能制限がかけられているため、本格的に活用する場合は有料プランを導入するとよいでしょう。
有料プランの費用は月額19€で、2024年5月時点の為替相場では約3,145円(1€=165.52円)です。
2. セラースプライト
料金 | 無料プラン:あり スタンダード会員:月額98$(15,064円) |
公式サイト | https://www.sellersprite.com/jp |
セラースプライトはAmazonの商品リサーチに特化した有料ツールで、商品ごとの販売数や売上、ランキング推移などを調べられます。Googleの拡張機能を利用すれば、Keepaの有料版と同程度のデータを閲覧できます。
また、ユーザーの検索行動に基づいて市場を分析する「キーワードリサーチ」やライバルの出品情報を抽出する「ライバル商品リサーチ」などの機能もあるのが特徴です。
セラースプライトには有料版があるものの、無料版でも十分に実用的に活用できるレベルです。まずは無料で利用できる拡張機能を導入し、使い心地を試してみるとよいでしょう。
3. Allows10
料金 | 無料プラン:なし(数回の検索は可能) 有料プラン:月額97ドル(15,221円)~ |
公式サイト | https://arrows10.com/ |
Allows10は、Amazon.comの商品データを分析・リサーチできるツールで、以下の情報を取得できます。
- 月間販売数
- Amazon検索ボリューム
- 検索キーワード抽出
- 検索順位追跡 など
Allows10はAmazonのリサーチツールの中でも、キーワードの分析に特化しています。初心者でも使いやすいシンプルな操作画面が特徴で、データの可視化にも優れていることから簡単に分析できるでしょう。
ただし、有料プランは月額97ドルで約15,000円(1米ドル=156.92円)と、比較的高額な費用がかかります。
4. ERESA
料金 | 無料 |
公式サイト | https://search.eresa.jp/ |
ERESAは、Amazonや楽天市場の売れ筋商品をリサーチできる無料ツールです。利用者数は2023年3月時点で35,000人の実績があります。
各カテゴリーの売上ランキングや価格推移、損益分岐点などをリサーチできるので、商品の仕入れ判断をする際に役立つでしょう。
損益分岐点とは…
売上と費用が等しくなる販売数量や売上高のこと。損益分岐点を超えると利益が出る。
出品者数の推移もグラフで確認できるため、商品を仕入れる前に価格競争に巻き込まれるリスクがあるかを調べられます。
また、アプリ版もあるので外出先でもスマホでリサーチでき、時間を有効に活用できるでしょう。有料版のERESA PROというツールもありますが、無料でも十分実用的に使えるレベルと言えます。
5. PRIMA
料金 | 30日間の無料トライアル無料 トライアル期間終了後は月額7,980円 |
公式サイト | https://prima-tool.com/ |
PRIMAは、6年以上の運用実績を誇るツールで、主な機能Amazonのデータを取得できることです。商品の出品者数や最低価格などを取得できるため、仕入れ判断に活用できます。
また、条件を設定しておくだけで価格を自動で改定する機能も備わっています。無料トライアル期間が30日間設けられているため、最初の1ヶ月だけ利用してみて継続利用するかどうか検討してもよいでしょう。
6. aucfan
料金 | 無料プラン:あり 有料プラン:月額998円 |
公式サイト | https://aucfan.com/ |
aucfanはAmazonに限らず楽天やヤフオクなどのマーケットの商品データを横断的に検索・分析できるツールです。
約700億件のデータから商品を調べられることに加え、検索条件を登録しておけば自動で商品情報を通知してくれる機能もあります。
また、過去の相場情報も最長10年間もさかのぼれるため、仕入れ判断の参考になるでしょう。有料プランを契約しても月額998円とリーズナブルなため、最初に導入するツールとしておすすめです。
7. FBA料金シミュレーター
FBA料金シミュレーターは、Amazonが提供している配送代行サービスであるFBAの手数料を自動で算出してくれる、Amazon公式ツールです。商品名やASINコードなどで商品を指定するだけで、商品の販売価格や仕入れ価格、FBAにかかる費用などに基づいて、利益や利益率まで算出してくれます。
FBAの手数料はさまざまな種類があるため、手動で計算するのは非常に面倒です。
- プラン利用料
- 在庫保管料
- 配送料
- 梱包資材費用 など
その点、料金シミュレーターを活用すれば上記の手数料が自動的に計算されるので、手間が省けます。商品を仕入れる前にFBA利用時のコストを把握することで、適切な価格設定やリスク管理が可能になるでしょう。
Amazonで売れてる利益商品をリサーチで見極めるポイント
Amazonで売れている商品の中でも、利益商品を見極める際は以下4つのポイントを見てみてください。
- 仕入れた商品をリスト化しておく
- よく売れている出品者を参考にする
- 直近の売れ筋ランキングだけを参考にしない
- Amazon本体が出品している商品の取扱いは避ける
それぞれ詳しく解説します。
1. 仕入れた商品をリスト化しておく
売れ筋商品のリサーチを行う際は、仕入れた商品をリスト化しておくことが重要です。
リストを作成しておくメリットは、仕入れた商品の在庫状況や販売状況を一目で確認できることです。そのため、売れ残っている商品や利益率の低い商品を特定して、今後の仕入れに役立てられるでしょう。
リストを作成する際はExcelなどの表計算ソフトを使い、以下の項目をリスト化するのが効果的です。
- 商品名
- 仕入れ価格
- 販売価格
- 在庫数 など
定期的にリストを更新し、売れ筋商品と不人気商品を比較分析することで、リサーチ精度を高められます。せどりで長期的な利益につなげるには、商品リストを作成しておくことをおすすめします。
2. よく売れている出品者を参考にする
Amazon上でよく売れている出品者を参考にすれば、売れ筋商品のヒントが得られるでしょう。この手法をセラーリサーチと言います。参考にするアカウントを選ぶ際は、以下の3点を意識してみてください。
- 自分と同じジャンルを取り扱っている
- 評価数が100~300件付いている
- 1つのジャンルに特化している
とくに、評価数が100~300件程度の出品者は一定の販売実績があり、かつ業者ではなく個人の可能性が高いアカウントです。つまり、個人の規模感でうまくいっている出品者であるため、取り扱っている商品を参考にすれば再現性のある成果を得られる可能性があります。
なお、1,000件以上の評価が付いている場合は業者の可能性が高いため、個人では参考になりにくいことも押えておきましょう。
3. 直近の売れ筋ランキングだけを参考にしない
Amazonの売れ筋ランキングは需要の高い商品を把握するのに役立つものの、直近の結果しか見ていないのでは不十分です。
実際にせどりでは、季節によってニーズが大きく変動するので、中長期的な結果を見ないと売れ筋商品を把握するのは難しいです。1年を通して安定的に売れている商品や、季節ごとに需要が高まる商品などを見極めることが、利益につながります。
4. Amazon本体が出品している商品の取扱いは避ける
Amazon本体が出品している商品は、カートを取得できない可能性が高いため、取り扱わないようにするのが無難です。
カート取得とは…
Amazonの商品ページで「カートに入れる」ボタンの右側に表示される枠のこと。ここに表示されている販売元(出品者)の商品が購入されやすくなります。
Amazonは、1商品あたり1ページにまとめられています。そのため、複数の出品者がいる商品を出品しても、売れるのはカートを取得した出品者の商品だけです。
自分のアカウントがカートを取得していれば、Amazonの商品ページから購入されたときに自分のアカウントから商品が売れます。
販売元の欄に「Amazon.co.jp」と表記してある商品は、Amazon本体がカートを取得している商品です。そのため、個人の出品者がカートを取得できる確率は著しく低くなります。
とくに「Amazonベーシック」などのプライベートブランド商品は、Amazon本体が出品しているため、個人の出品者が扱うべきではありません。
リサーチの際は必ずセラー情報をチェックし、Amazon本体が出品している商品を避けることが大切です。勝てない勝負を戦略的に避ければ、無駄な仕入れ費用やリサーチ工数を割かずに済むでしょう。
Amazonでよく売れて利益が出やすい商品の特徴
よく売れる商品を仕入れたとしても、利益が出ないとビジネスとして成立しません。ここでは、安定して利益が出やすい商品の特徴を解説します。
- 廃盤になった商品
- ニッチなジャンルの商品
- 過去によく売れた実績がある商品
仕入れ商品をリサーチする際に、参考にしてみてください。
1. 廃盤になった商品
Amazonでよく売れる商品の特徴として、廃盤商品が挙げられます。
廃盤商品とは…
メーカーが生産を終了した商品のこと
廃盤商品は市場に出回る商品数が限られているため、希少性が高く、コレクターを中心に高値で取引されるケースが多いのが特徴です。
たとえば、生産が終了した人気ゲームソフトや、限定販売されたフィギュアなどが廃盤商品として挙げられます。ただし、プレミアがつく廃盤商品は入手が困難なため、安定的な仕入れが難しいというデメリットがある点も押さえておきましょう。
2. ニッチなジャンルの商品
ニッチなジャンルの商品も、Amazonでよく売れる商品の特徴です。ニッチジャンルとは、特定の趣味や需要を持つ限られた層をターゲットにした商品群のことを指します。
メジャーなジャンルと比較してニッチな商品は競合が少ない分、価格競争に巻き込まれにくく、高い利益率を維持しやすいという特徴があります。ニッチなジャンルに該当する例として、レトロゲームやフィギュアなどのマニアックな趣味に関連する商品などです。
ニッチジャンルの需要を見極めるためには、商品のレビューや販売数を分析することが大切です。
売れるまでに時間がかかる傾向はあるものの、売れる商品の特徴や安定した仕入れ先が見つかれば、長期的な利益が見込めるでしょう。
3. 過去によく売れた実績がある商品
過去によく売れた実績がある商品も、Amazonで利益を出しやすいと言えます。一度売れた商品は、その後も一定の需要があることが多いです。
つまり、過去の販売実績を分析することで、将来の需要を予測できます。たとえば、昨年の夏にアウトドア用品が売れたのであれば、今年の夏も売れる可能性は十分にあるでしょう。
販売した商品のリストを作成しておけば、過去の実績を分析しやすくなり、仕入れ商品を探す手間が省けるでしょう。
Amazonで売れてる商品をリサーチするならまず無料ツールを活用しよう!
amazonで売れている商品をリサーチするなら、まずはツールを活用すべきです。リサーチツールを駆使すればよく売れるだけでなく、利益が出る商品を探し出せるようになります。
せどりで成功できるかは、リサーチの質に左右されると言っても過言ではないので、利益商品を見極めたうえで戦略的に仕入れるようにしましょう。
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