「値下げ交渉をされたのだけど、応じないといけないの?」
「正直言うとめんどくさい。でも、トラブルになりそうだから断りづらい…」
「荒波を立てずに交渉する方法を知りたい!」
メルカリで値下げ交渉されたときはできるだけトラブルを起こさず、かつスムーズに進めたいものです。実際に交渉の仕方を誤るとユーザーからの印象を悪くしてしまい、商品を売る機会を逃してしまう恐れがあります。
本記事では1,000名を超える物販スクールを運営する物販ONE®代表のかずが、以下の内容について解説します。
- 値下げ交渉時の対応方法について
- トラブルを防ぐ交渉術
値下げ交渉をされるということは、相手に購入意欲がある証拠です。上手に交渉すればお互いが気持ちよくやり取りでき、取引につなげられるはずです。
知っておかなければ薄利で販売してしまったり、売る機会を逃したりしてしまうので、しっかり身に付けて交渉上手になりましょう!
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メルカリで値下げ交渉されたときに知っておくべき交渉術3選
メルカリで値下げ交渉をされたときに、適切にやり取りをすれば商品の購入につなげられる可能性があります。値下げ交渉されたときは、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
- 適正価格の相場を把握しておく
- 真摯な対応を心がける
- 購入されるまで気を抜かず対応する
ユーザーと円滑に交渉を進められるようになるので、ひとつずつ見ていきましょう。
1. 適正価格の相場を把握しておく
急に値下げ交渉されたとしても、あらかじめ適正価格を知っていれば、焦らずに対応できます。メルカリの適正価格を知る方法は次の3つです。
- 売れるかチェック機能を使う
- AIに判定してもらう
- キーワードで検索し上位の平均額を算出する
チェック機能では、メルカリで出品する際にカメラで商品を撮影したら、売れやすい価格帯を自動的に算出してくれます。また、カメラ撮影だけでなく商品情報を入力した場合も、チェック機能同様に売れやすい価格帯を確認できます。
商品出品の流れで適正価格を把握できるので、いざ値段交渉をされたときに備えて、表示された価格帯をメモしておくといいでしょう。
また、商品を出品する前に適正価格を知りたい場合はキーワードで検索し、上位10位の平均額を計算してみる方法もおすすめです。地道な方法ですが、実例を元に算出しているので、現場感覚を身に着けるのにうってつけの方法と言えます。
適正価格を把握しないことには値下げ希望額に対して応じるか否かの判断ができないので、調べる方法は必ず理解しておきましょう。
2 真摯な対応を心がける
ユーザーに好印象を与えられるように、丁寧な挨拶や言葉選びを心がけるようにしましょう。伝え方に言葉が足りなかったり雑な言葉遣いだったりすると、ユーザーに不快感を与えてしまい、取引の機会を逃してしまいます。
とはいえ、中には本当にマナーの悪いユーザーもいるので毅然とした態度を取ることも大切です。そのうえで、丁寧な言葉遣いを用いて断るようにします。
顔の見えない交渉ですが、人となりはメッセージからも伝わるので、気持ちのいいコミュニケーションができるように心がけましょう。
3 購入されるまで気を抜かず対応する
交渉の中でメッセージ上でお互いの合意が取れたとしても、取引が完了したわけではありません。トラブルを発生させないに、取引が完了するまでは気を抜かず、以下の3点に気をつけましょう。
- 交渉が成立したら「専用出品」と明記する
- 値下げしたのに購入されないときは期限を儲ける
- 交渉後「今日中に発送しますね」と言って最後のひと押しをする
メッセージ内で値段交渉が行われていても、当事者が操作する前に第三者に購入されてしまうケースがあります。メルカリのルールとしては、先に購入した人に権利があるので、そうなっても文句は言えません。
しかし、せっかくなら値段交渉をしてくれた人に商品を購入してもらいたいものです。そこで、交渉が成立したらすぐ画像に「専用出品」と明記し、他のユーザーに買われないように努めましょう。
このように、交渉が成立した後も実際に購入されるまでは気を抜かないようにすることが大切です。
メルカリで値下げ交渉をされた時に応じるべきかの判断基準
値段交渉のすべてに応じる必要はありませんが、応じるか否かの判断基準は知っておきたいものです。ここからは、交渉に応じるか否かの判断基準について、それぞれ解説します。
1. 交渉に応じる場合
メルカリの値段交渉に応じても問題ないケースは、以下のとおりです。
- 自分で設定した値下げ可能金額の範囲内だったとき
- すぐにでも売上金が欲しいとき
- まとめ買いして欲しいとき
基本的に値下げ幅が許容できる範囲であれば、応じても問題ないと考えて大丈夫です。とくに出品してから24時間以上経っているなら、むしろ値下げをして販売するいいタイミングだと言えます。
利益を多少下げてでも販売したほうが売れやすく、売上金を手に入れやすくなるので、販売戦略に応じて決めることも重要です。
【例文】
コメントありがとうございます。 〇円で承諾させていただきます。価格変更いたしましたのでご確認をお願いいたします!
2 交渉に応じない場合
交渉に応じない基準もあらかじめ決めておきましょう。
- 利益を減らしたくないとき
- 価格を変えたくないとき
- 常識を超えた値下げを求められたとき
「利益を減らしたくない」「このままの価格で売りたい」という意思がある場合は、交渉に応じる必要はありません。売上と利益のどちらを優先するかは、自分の判断で決めましょう。
中には、悪意をもってしつこく値下げを要求してくる、暴言を吐くなどの迷惑行為をするユーザーが一定数存在します。そのようなコメントは見つけ次第、メルカリ事務局に報告したり特定のユーザーをブロックしたりして対処しましょう。
メルカリで値下げ交渉されたときに断る場合の例文を紹介
値下げ交渉を断るときはお互いが不快な気持ちにならないように、できるだけ丁寧な対応を心がけたいものです。ここからは、以下の場合における断り方の例文を紹介します。
- 大幅な値下げを求められた場合
- 出品してまだ日が浅い場合
- おまけをつけることを求められた場合
断り方に迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。
大幅な値下げを求められた場合
販売価格よりも大幅な値下げを求められたときは、はっきりと断りましょう。
【例文】
コメントありがとうございます。コチラの商品は〇〇円以下の値下げは考えておりません。ご期待に添えず申し訳ございません。
まず、コメントをくれたことに対する感謝の言葉から始め、値下げできない旨をはっきりと伝えましょう。変に濁してしまうと余計な期待感を持たせてしまい、却って断りづらくなってしまいます。
値下げできない旨を明確に伝えることで、相手に「交渉の余地がない」と思わせることが大切です。
出品してまだ日が浅い場合
出品して24時間以内の場合、まだ商品がユーザーの目に届いていない可能性があります。実際にメルカリでは、出品してから24時間以内がユーザーからもっとも閲覧される時間です。
そのままの価格で売れる可能性がある段階で値下げしてしまうと、利益を減らしてしまいかねないので、交渉を断りましょう。
【例文】
コメントありがとうございます。大変申し訳ございませんが、コチラの商品はまだ出品して間もない為、値下げを考えておりません。商品にご興味を持っていただきありがとうざいました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
日が浅い商品を値段交渉されるのは需要があるという証拠なので、しばらくは値下げせずに様子を見てみましょう。
おまけをつけることを求められた場合
「〇〇のおまけをつけてくれたら買います」と言われるケースもありますが、万が一、付属品がきっかけでトラブルになると責任を取れないので、断るのが無難です。
【例文】
コメントありがとうございます。残念ながら〇〇はお付けすることはできません。出品している商品のみでよければ、ご購入をお願いいたします。ご期待に添えず申し訳ございません。
思ってもいないような要求をされることがあっても、対応の仕方を知っておけばトラブルを避けられるでしょう。
メルカリで値下げ交渉を受けるときに押さえるべきポイント3つ
交渉を受ける基準や受け答えのイメージをあらかじめ持っておけば、急いで判断をした結果、間違った選択をせずに済みます。値下げ交渉を受ける際は、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
- 値下げ範囲を決めておく
- 自分のルールを決めておく
- 自分の評価を下げるような対応はしない
交渉相手のペースに流されず、自分の決めた範囲で値下げ交渉に応じることを心がけてください。
1 値下げ範囲を決めておく
価格を設定する際は、値下げされることを見据えるようにしましょう。
メルカリでは頻繁に値下げ交渉が行われるので、あらかじめ値下げできる最低額を定めておけば、判断に迷うことがありません。スムーズにコミュニケーションを取れるので、ストレスなくせどりに取り組めるようになるでしょう。
2 自分のルールを決めておく
「⚪︎日以内は値下げしない」「金額を明示されない値下げは断る」など、自分の中でルールを決めておきましょう。値下げ交渉にはさまざまなパターンがあるので、その都度対応を変えていたら、余計な時間を取られてしまいます。
ルールを明確にして対応時のコメント集などをまとめておくと、次に同じパターンの交渉が来たとしても、迷うことなく対応できます。
3 自分の評価を下げるような対応はしない
交渉中のコメントは誰でも閲覧できるので、丁寧な対応を心がけましょう。感情的になって強い言葉で断ったり適当な対応したりすると、本当に買いたいと思っているユーザーから避けられてしまう恐れがあります。
自分が知らないところで取引の機会を失うことがないように、どんな時も冷静で思いやりのあるやり取りを心がけましょう。
メルカリで値下げ交渉される状況を作らない方法3つ
メルカリでは値下げ交渉を受けたときの対処法を知ることが重要ですが、対応数が多くなると億劫に感じる場面が出てくるものです。そのため、値下げ交渉をそもそも受けないようにするための施策を出すことも、同じくらい重要です。
以下の方法を取り入れれば、値下げ交渉を受ける回数を未然に減らせる可能性があります。
- 値下げはしない意思を明示しておく
- キレの悪い数字に価格設定しておく
- 自動値下げ機能を活用する
値下げ交渉を億劫に感じている人は、ぜひ取り入れてみてください。
1.値下げ交渉はしない意思を明示しておく
「値下げ交渉が煩わしい!」という場合は、商品説明やプロフィールに「値下げ交渉不可」であることをはっきり記載しておくといいでしょう。
【例文】
「ギリギリで価格設定をしていますのでこれ以上の値下げはお断りしています。」など
ただ「値下げしません!」とだけ記載してしまうと、ユーザーから避けられてしまう恐れがあります。そのため、値下げできない理由を一言理由を添えると交渉されることなく、商品を必要としているユーザーに購入してもらえるようになります。
2.キリの悪い数字に価格設定しておく
「980円」など、キリの悪い数字に設定しておくのも有効な方法です。1,000円という大台に乗せないことで、消費者に「買いやすい値段だ」と認識させる心理的効果があります。
実際にスーパーマーケットや家電量販店のチラシを見ると「98円」や「2,980円」などの、中途半端な価格をよく見かけるのではないでしょうか。同じようにメルカリの価格設定にも反映させれば、ユーザーに安いと思わせられ、購入につなげられる可能性があります。
3.自動値下げ機能を活用する
メルカリに搭載されている「自動値下げ機能」であらかじめ値下げをすれば、値下げ交渉を受ける回数を減らせるでしょう。設定した金額まで24時間ごとに100円ずつ自動で値下げしてくれるので、ユーザーが「お手ごろだ!」と思ったタイミングで買ってもらえる可能性を上げられます。
値下げされることでタイムラインにも再表示され、ユーザーに見てもらいやすいと言うメリットもあるので、ぜひ利用してみてください。
知識とトラブル対応方法を身につければ値下げ交渉は怖くない!
メルカリ販売において、値下げ交渉は避けて通れないものです。最初から応じないことも選択肢のひとつですが、上手に対応すれば想定よりも早く商品が売れる可能性があります。
売れ残りを未然に防げるようになるので、値下げ交渉の方法は知っておくに越したことはありません。
知識と対処法を身につけて値下げ交渉に挑めば、取引のチャンスを逃さずに済み、売上を確保できるようになるでしょう。最後に、メルカリせどりで値下げ交渉されたときに押さえるべきポイントを紹介します。
- 事前に対応ルールを決めておく
- あらかじめ値下げ交渉時のコメント例文をまとめおく
交渉されてから対応を考えていては、時間がかかったり判断を間違えたりして、トラブルの引き金になる恐れがあります。そのため、前もって値下げ交渉に備えることが大切です。
とはいえ、値下げ交渉のノウハウを知っていたとしても、そもそも売れる商品を出品しないことには交渉のテーブルに乗ることすらありません。物販ONE®代表のかずのLINEでは、メルカリせどりで成功するためのあらゆるノウハウを配信しています。興味のある人はぜひご登録ください!
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