「Keepaって何ができるの?」
「使い方が難しそう…」
「利益を上げる効果はある?」
Keepaは、Amazonの商品データを分析し、価格推移や売れ筋ランキングをグラフ化するツールです。せどりやAmazon販売で成功するために、多くの出品者が活用しています。
そこで本記事では、2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE🄬代表のかずが、以下のテーマについて解説します。
- Keepaの基本的な使い方と便利機能
- 導入方法
- 活用するメリット
Keepaの使い方をマスターしたい人は必見です。本記事のノウハウを活用して、せどりでの収益アップを目指しましょう。


Keepaとは|使い方の前に概要・特徴を解説

Keepaの基本的な概要と特徴について、以下の内容を解説します。
- Keepaは売れ筋や価格変動をグラフ化するツール
- スマホでも使える
- 拡張機能を導入すると便利
- 危険性のない安全な分析ツール
Keepaについて理解できていない人は、まず押さえておきましょう。
1. Keepaは売れ筋や価格変動をグラフ化するツール
Keepaは、Amazonの商品データを分析し、売れ筋ランキングや価格変動をグラフ化するツールです。商品をリサーチする際にKeepaを活用すれば、商品の価格推移や売れ行きの傾向を視覚的に把握できます。
- 特定の商品の価格が季節によってどのように変動するか
- 新製品発売時に旧製品の価格がどう変化するか など
また、価格が設定した金額を下回った際に通知を受け取る機能もあるので、仕入れのタイミングを逃さず捉えられます。
Keepaを活用して商品ひとつひとつの動向を正確に分析すれば、利益が出る取引の回数が増え、結果として売上アップにつながるでしょう。
なお、Keepa以外のリサーチツールについても知りたい人は「Amazonで売れてる商品をリサーチできるツール7選!利益商品の見極め方も紹介」の記事を参考にしてみてください

2. スマホでも使える
Keepaはスマートフォンアプリが用意されており、外出先でも商品データをかんたんに確認できる便利なツールです。iOS版とAndroid版のアプリが提供されており、App StoreやGoogle Play Storeから無料でダウンロードできます。
スマホ版Keepaの特徴は、商品のバーコードを読み取るだけで即座に価格情報を取得できるバーコードスキャナー機能が搭載されていることです。実店舗で気になる商品を見つけた際に、その場でAmazonの価格推移や売れ筋ランキングを確認できます。
スマホ版Keepaを活用すれば、どこでも素早く商品分析ができるため、仕入れの機会を逃しません。
3. 拡張機能を導入すると便利
Keepaの拡張機能をブラウザに導入すると、Amazonの商品ページに直接Keepaのグラフが表示され、価格推移などのグラフを確認できます。Chomeウェブストアから無料でインストールでき、ChromeやFirefox・Safariなど主要なブラウザに対応しています。
拡張機能を導入することでAmazonでの商品リサーチがより効率的になり、データにもとづいた仕入れ判断が実現するでしょう。
4.危険性の心配なし!安全な分析ツール
Keepaが収集するデータは、一般ユーザーでもAmazonサイト上で確認できる情報に限定されており、危険性は低いと言えます。
また、400万人ものユーザーに利用されており、口コミも5点満点中4.7と非常に高い水準です。

このことからもKeepaは多くのユーザーに長年利用されており、その信頼性は広く認められていることがわかるでしょう。
Keepaの安全性についてより詳しく知りたい人は「Keepaに危険性はない!安全だと言える3つの理由とおすすめの活用方法を解説」の記事も参考にしてみてください!

Keepaを使い始める前にすべき準備

Keepaを効果的に活用するには、いくつかの準備が必要です。Keepaを使い始める前に行うべき重要なステップを3つ説明します。
- Google Chroneの拡張機能をダウンロード
- アカウントの登録
- サブスクリプションに登録【有料版を使いたい人限定】
それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。
1. Google Chroneの拡張機能をダウンロード
Keepaを使用するための最初のステップは、Google Chromeの拡張機能をダウンロードすることです。拡張機能を導入することで、Amazon商品ページを閲覧しながら直接Keepaのデータを確認できます。
導入方法は、ChormeウェブストアでKeepaのページにアクセスし、右上の「拡張機能を追加」をクリックするだけです。
拡張機能をインストールすることで、Amazonでの商品リサーチが格段に効率化されるでしょう。
2. アカウントの登録
次に、アカウントを登録します。拡張機能からKeepaを選択すると、Keepaの画面が立ち上がります。
右上の「ログイン/アカウントの登録」をクリックし、「アカウント登録」のタブを選択します。
次に、ユーザー名とパスワード・メールアドレスを入力したら「アカウント登録」をクリックしましょう。

アカウントを作成することで、価格アラートの設定や有料版の登録など、より高度な機能を利用できます。
3. サブスクリプションに登録【有料版を使いたい人限定】
有料版を使いたい人は、サブスクリプションの登録に進みます。Keepaのログイン画面右上にあるユーザー名にカーソルを合わせると、タブが表示されるので「サブスクリプション」をクリックしましょう。
次に画面左側の「SUBSCRIBE」を選択します。すると個人情報やクレジットカードを入力する画面が表示されるので、抜け漏れなく入力したら右下にある「SUBSCRIBE NOW」を押しましょう。
月払い19€と年払い198€の選択を誤らないようにする点だけ注意が必要です。Keepaの有料版を利用することで、より精密な市場分析や競合調査が実現し、ビジネスの競争力向上につながります。

ただし、初心者の場合は無料版の機能でも十分な場合が多いので、まずは無料版で使い方に慣れてから検討しましょう。
Keepaの使い方【便利機能を紹介】

Keepaを使うにあたって、具体的にどのような機能があるのか理解できていない人もいるでしょう。実際に便利な機能が豊富にあるので、リサーチする際にぜひ使いこなしたいところです。
ここでは、Keepaの主要な4つの機能について詳しく説明します。
- 価格推移をチェックする
- 売れ筋ランキングを確認する
- 商品情報を確認する
- 価格をトラッキングして通知を送る
それぞれの機能について、詳しく見ていきましょう。
1. 価格推移をチェックする
Keepaの最も基本的かつ重要な機能は、商品の価格推移をグラフで確認できることです。商品推移グラフを確認することで、過去の価格変動パターンを把握し、最適な仕入れ時期や販売価格を判断できます。
新品・中古品・Amazon価格にそれぞれ色が分かれており、確認したい期間を選択すると、任意の期間における商品の価格変動がグラフで表示されます。
価格推移をチェックすることで、過剰な値下げを避け、適正な利益を確保しつつ競争力のある価格に設定できるでしょう。
2. 売れ筋ランキングを確認する
Keepaの売れ筋ランキング機能は、商品の人気度や需要の変化を時系列で確認できる重要なツールです。この機能を活用することで、需要の傾向を把握し仕入れる量を決めたり在庫を管理したりする際に役立ちます。
使用方法は、商品ページのグラフ表示オプションから「売れ筋ランキング」を選択するだけです。グラフでは、ランキングの数値が低いほど売れ筋であることを示し、急激な上昇や下降がある場合は需要の変化を意味します。
売れ筋ランキングを定期的にチェックすれば、市場動向に応じた柔軟な販売戦略を立てられます。なお、売れ筋ランキング機能は有料版限定であるため、利用したい方は有料版に登録しましょう。
3. 商品情報を確認する
Keepaの商品情報を確認する機能は、価格や売れ筋ランキング以外の重要なデータを一覧で表示する便利なツールです。具体的には以下のような情報を一覧で確認できます。
- 評価
- レビュー数
- 販売元
- ASINコード
- サイズ など
使い方は、商品ページの「Data」タブを選択するだけです。商品の詳細な情報を取得する機能は有料版限定である点だけ、注意してください。
商品情報を総合的に確認することで、より正確な仕入れ判断や販売戦略の立案が実現するでしょう。
4. 価格をトラッキングして通知を送る
Keepaの価格トラッキングは、特定の商品における価格変動を自動で監視し、設定した条件にマッチした場合に通知を送る便利な機能です。最適な仕入れタイミングを逃さず、効率的な価格をモニタリングできます。
使い方は、商品ページの「トラッキング」タブから希望の価格帯や条件を入力し「トラッキングを開始」をクリックします。次に、メールやアプリなどの通知方法を選択したら設定完了です。
価格トラッキング機能を活用することで、狙っている商品の価格変動にリアルタイムで対応できます。
このような機能を使って情報を分析すれば、仕入れるべき商品や購入するタイミングを判断しやすくなるでしょう。
Keepaを活用するメリット

Keepaを使用することで、せどりやAmazon販売においてさまざまなメリットが得られます。Keepaを活用する主要なメリットは、以下の3つです。
- 正確に仕入れ判断ができる
- ライバルの動向を分析できる
- 仕入れのタイミングを最適化できる
- 効率的にリサーチできる
- 在庫管理を最適化できる
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
1. 正確に仕入れ判断ができる
Keepaを導入して過去の価格推移や売れ筋ランキングの変動を分析すれば、商品の潜在的な価値や需要を客観的に評価できます。
たとえば、ある商品の価格が年間を通じて安定しており、かつ売れ筋ランキングが上位を維持している場合、需要が安定している商品であると予測が立つでしょう。
また、季節変動や特定イベント(ブラックフライデーなど)による価格変動パターンを把握すれば、最適な仕入れ時期を判断できます。
Keepaのデータを活用することで、感覚的な判断ではなく、数値に基づいた仕入れ戦略を立てられます。
2. ライバルの動向を分析できる
Keepaを使用することで、競合他社の価格設定や在庫状況など、ライバルの動向を詳細に分析できます。ライバルの情報をもとに、自社の価格戦略や在庫管理を最適化し、競争力を高められるでしょう。

販売者数の推移や各販売者の価格変動パターンを観察することで、市場の競争状況を把握することに役立ちます。
また、Keepaを用いてライバルのFBA(Fulfillment by Amazon)在庫数の変動を監視すれば、彼らの販売戦略を分析できるでしょう。
3. 仕入れのタイミングを最適化できる
Keepaを利用すれば、商品ごとの最適な仕入れタイミングを特定し、利益を最大化できます。価格推移のデータや売れ筋ランキングの変動を分析することで、最も有利な仕入れ時期を見極められるでしょう。
たとえば、特定の商品が毎年12月に価格が上昇し1月に下落するパターンがあれば、1月に仕入れて12月に販売する戦略が立てられます。また、在庫数の推移を確認することで、在庫が枯渇しそうな時期を予測し、先回りして仕入れられるでしょう。
商品を購入するタイミングを最適化すれば、仕入れ値を安く抑えられるため、結果として利益率の向上につなげられるでしょう。
4. 効率的にリサーチできる
Keepaの価格推移グラフを活用することで、商品の価格変動を一目で把握できます。指定した期間の価格データを確認できるため、現在の価格が本当に仕入れ時なのか、適正な販売価格なのかを瞬時に判断可能です。
また、商品の売れ行きや需要の傾向も売れ筋ランキングから読み取れるので、仕入れの意思決定が格段にスピードアップします。
Keepaを使えば、ワンストップで効率的に市場を分析できるでしょう。
5. 在庫管理を最適化できる
Keepaを使用することで、Amazon上での在庫状況をリアルタイムで把握し、効率的な在庫管理が可能です。ライバルの在庫数を把握することで、自分が出品したときに問題なく売れそうなのかを把握できます。

また「過剰に在庫が余っているのか」や「品切れを頻繁に起こしているか」を確認すれば、商品の売れやすさを推しはかれます。
Keepaを活用して在庫を最適化すれば、需要と供給のバランスを把握し、効率的な在庫管理が実現できるでしょう。
Keepaの利用料金

Keepaの基本的な機能は無料で利用できますが、より詳細なデータや高度な機能を使用するには有料プランへの登録が必要です。
無料版では、価格履歴グラフの閲覧や基本的な価格追跡機能が利用可能です。有料プランに切り替えると、売れ筋ランキングデータやライバルの出品数などの情報を取得できます。
なお、有料プランは月額支払いと年額支払いの2種類あります。
プラン | 料金 |
---|---|
月額支払い | 19ユーロ(約3,000円) |
年額支払い | 189ユーロ(約30,000円) |
Keepaを本格的に活用したい人は、有料版に登録するとよいでしょう。
Keepaを使う際の注意点

Keepaは非常に便利な分析ツールですが、いくつか気を付けるべきポイントがあります。ここでは、Keepaを使う際の注意点を4つ紹介します。
- 使用できるブラウザは限られる
- 対象外の商品もある
- 価格が反映されるのに時間がかかる
- トラッキング機能の金額には送料が含まれていない
ぜひ参考にしてみてください。
1. 使用できるブラウザは限られる
Keepaを利用するにはブラウザの制限があり、以下5種類のみで使用可能です。
- Google Chrome
- Firefox
- Opera
- Microsoft Edge
- Safari
スマートフォンやタブレットでの利用も可能で、アプリを使えばバーコードスキャナーなどのモバイル特有の機能も利用できます。加えて、ブラウザ拡張機能をインストールすれば、対応ブラウザ上でAmazonのサイトに直接価格履歴グラフの表示が可能です。
利用できるブラウザは限られているものの、主要なブラウザやスマートフォンに対応しているため、さほど支障はないでしょう。
2. 対象外の商品もある
Keepaは多くの商品データを追跡できますが、いくつかの商品カテゴリーやデータは対象外です。具体的には、Kindleストアの電子書籍やAmazonインスタント・ビデオなどのデジタルコンテンツは追跡できません。
また、Amazonのタイムセール時の価格も追跡対象外となるため、セール時の価格変動は把握できないことを押さえておきましょう。そのため、Keepaだけの情報に頼らず実際にAmazonで価格を調べるなどして、組み合わせて判断することが大切です。
3. 価格が反映されるのに時間がかかる
Keepaのデータ更新には、一定のタイムラグが存在します。商品の価格変更がAmazonで行われてから、Keepaのシステムに反映されるまでに数時間~24時間程度かかることがあります。
とくに、人気商品や価格変動の激しい商品については、表示価格と実際の販売価格に差が生じているかもしれません。そのため、最終的な購入判断の際はAmazonの実売価格を確認しましょう。
急激な価格変動があった場合や、システムの更新中は正確なデータが表示されない場合もあるため、複数回チェックすることをおすすめします。
4. トラッキング機能の金額には送料が含まれていない
Keepaのトラッキング機能で表示される価格は、商品本体の価格のみを示しており、送料は含まれていないことに注意しましょう。トラッキング機能で設定した目標価格に達したとしても、送料を含めた総額では必ずしも最安値とは限りません。

仕入れる商品を判断する際は、送料を含めて総合的にコストを計算しましょう。
Keepaの使い方に関するよくある質問

最後に、Keepaに関するよくある質問とその回答を2つ紹介します。
- 日本語表示に切り替えられる?
- 有料版にしないと使いにくい?
ひとつずつ見ていきましょう。
Q. 日本語表示に切り替えられる?
Keepaは初期設定では英語表示ですが、かんたんな操作で日本語表示に切り替えられます。
画面右上にある国旗アイコンをクリックし、言語設定で日本の国旗を選択することで、インターフェース全体が日本語表示へ変更が可能です。
同時に、Amazon.comからAmazon.jpに切り替えることで、日本の通貨表示や価格情報も正しく表示されるようになります。このように設定を変更することで、価格推移グラフや商品情報がより直感的に理解しやすくなるでしょう。
Q. 有料版にしないと使いにくい?
無料版でも価格推移グラフの閲覧やトラッキング機能など、基本的な機能は利用できます。しかし、本格的にAmazonでビジネスを展開する場合は、有料版への切り替えを検討する価値があるでしょう。
有料版は月額19ユーロ(約3,000円)・年額189ユーロ(約30,000円)で、年間契約なら月額換算で約2,500円となりお得です。有料版では以下の機能が追加で使えるようになり、より詳細なデータ分析が可能です。
- 売れ筋ランキングの確認
- 競合出品者数の推移
- 在庫状況の把握 など

まずは、無料版で基本的な機能に慣れてから、より詳細なデータが必要だと感じた時点で有料版へのアップグレードを検討するとよいでしょう。
Keepaの使い方をマスターしてせどりの利益を向上させよう!

Keepaは、せどりビジネスの成功に役立つ強力なツールです。価格推移や売れ筋ランキングのデータを活用することで、的確に仕入れるべき商品を判断できます。
最適な仕入れタイミングや競合他社の動向を分析することで、利益率の向上につなげられます。
Keepaを活用してせどりに取り組むことで、戦略的に売上を上げていきましょう。
Keepaを活用して売上を上げるためには、利益商品の特徴や見つけ方を理解することも重要です。利益商品が見つからない人に向けて「せどりで利益商品が見つからないのはなぜ?理由や具体的な見つけ方を紹介!」の記事では、利益商品を見つけるために押さえるべきポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

物販ONEⓇ代表のかずは、せどりに取り組んでいる人に向けてお役立ち情報をまとめたPDFをプレゼントしているので、成果を上げたい人はぜひお受け取りください!


物販ONE講師の木村ゆうこです!
追加で知りたいことがあれば、ぜひコメントで教えて下さい✨