「ebayではどのように出品すればいい?」
「出品するときの注意点は?」
「英語表記だから正しくできているのか不安…」
eBayで出品をする際に、やり方がわからず困っている人がいるのではないでしょうか。
eBayは英語表記であるため、国内販売と違う面で苦戦してしまいます。必要な設定や注意点を理解しておかないと、トラブルに巻き込まれたり、赤字を出してしまったりすることが少なくありません。正しい設定と出品方法を最初に知っておくことが重要です。
本記事では、2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE®代表のかずが、以下の内容について解説します。
- eBayの出品方法
- 必要な初期設定
- 出品時の注意点
eBayの出品方法が詳細まで理解できる内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
ebayへ出品するまでの手順を7ステップで解説
eBayで商品を出品する手順は、以下のとおりです。
- 販売したい商品を決定する
- ebayへログインする
- 出品する商品画像を決める
- 出品商品のタイトルを決める
- 商品の詳細・コンディションを決める
- 商品の価格を決める
- 商品の送料など、販売ポリシーを決める
順番に解説します。
1. 販売したい商品を決定する
まずは、販売する商品を決めましょう。商品をリサーチする際は、eBayの販売済み商品からチェックするのがおすすめです。実際に売れた価格はもちろん、商品ページを作成する際の参考にもなります。
eBayに限らず、メルカリやAmazonなどの他社プラットフォームもリサーチするのに有効です。
eBayのリサーチ方法については「eBayのリサーチ方法4選!おすすめのツールや利益商品が見つからないときの対処法も紹介」の記事で詳しく解説しています。リサーチに関することが網羅的に分かるようになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
eBayのリサーチ方法4選!おすすめのツールや利益商品が見つからないときの対処法も紹介
2. ebayへログインする
出品する商品が決まったらeBayにログインして、トップページから「My eBay」から「Selling」を選択します。
次に表示されたページから、「List an item」を選択します。
商品検索する画面が現れるので、出品する商品の簡単なキーワードを入れます。
今回は「GUCCI Bag」で入力して進めていきます。ここで入力するキーワードは、商品タイトル設定などに関係ないため、どのような単語でも大丈夫です。
キーワードを入れるとカテゴリーの推薦が出てくるので、最初のうちは一番上のカテゴリーを選びましょう。
カテゴリーを選択すると商品例が推薦されますが、ここを無視して下の「Continue without match」をクリックします。
商品状態を選択する画面が出てくるので、該当する項目を選びましょう。
今回は中古品なので「Pre-owned」を選択します。
ここまで操作すると、次は実際に出品する商品詳細を記載するページに進みます。
3. 出品する商品画像を決める
出品する商品画像を撮影して、アップロードします。
eBayで掲載する写真は、商品の状態や特徴がわかるように撮影することが重要です。
例えば、この商品では「GG柄」や「シェリーライン」など、高値になる要素が映った写真を掲載します。
また、中古品の場合は、傷や汚れがある箇所がわかるような写真も載せておきましょう。あらかじめ傷や汚れの状態がわかるようにしておくと、商品が到着した後にクレームに発展しにくくなります。
4. 出品商品のタイトルを決める
画像を入れた後は、商品のタイトルを決めていきます。eBayは英語表記で出品するため、国内の販売タイトルを翻訳して入力します。
また、カテゴリーは自動で選択されるため、間違っていなければそのままで進めます。
翻訳する際は「DeepL」という翻訳ツールを使うのがおすすめです。Google翻訳や他の翻訳ツールよりも、違和感のない表現で訳してくれます。
「販売タイトルの付け方自体がわからない」という人は、以下2つの手段で調べるのがおすすめです。
- メルカリやAmazonなどの国内プラットフォームから探す
- eBayで国内セラーの同一商品を検索する
タイトルはeBayで商品を検索した際に、上位表示させるための重要なポイントです。上限の80文字いっぱいまで記入し、「FROM JAPAN」など付加価値につながるキーワードを入れ込みましょう。
5. 商品の詳細・コンディションを決める
商品タイトルを入力した後は、詳細や状態を記載していきます。
商品詳細は「Required」と書いてある項目だけ埋めましょう。他の項目は全部埋める必要はないため、わかる範囲で記載していきます。
次に商品状態を入力します。conditionは国内の仕入れ元の商品状態を参考にしましょう。
「Conditon description」は中古品に関して詳細を記載する場所です。
状態の表現方法は、以下の内容を参考にしてください。
状態 | ・Mint :ほぼ新品、未使用 ・Near Mint :未使用品、非常に良い ・Open box: 開封済み未使用品 ・Excellent :目立った傷汚れなし、良い ・Very Good :やや傷や汚れあり ・Good :傷や汚れあり、可 ・Junk: 状態が悪い、ジャンク品 |
特記事項 | There is 〇〇. ・wear:スレあり ・scratch :傷あり ・stains:汚れあり ・tears:破れ、裂けあり ・discolorations: 色あせ、褪色あり |
「Item description」は、Item Title(タイトル)・Description(状態)と同じ内容を入力します。
6. 商品の価格を決める
商品価格は固定価格「Buy It Now」を選択し、以下の項目を入力していきます。
価格は商品状態ごとの相場と同等、もしくはやや高めに設定します。
7. 商品の送料など、販売ポリシーを決める
次に、送料や販売ポリシーを入力します。この項目は、アカウント設定の際に記載したものと同じ内容を入力しましょう。
eBay輸出を始めるにあたって必要なアカウント設定方法などは「ebay輸出の始め方4STEP!個人でアカウントを作る方法と注意点を紹介 」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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最後に、一番下の「List it」を押して以下の画面が出ると出品完了です。
一連の流れは、実際に出品しながら覚えていきましょう。
ebayで出品する前に行うべき初期設定5つ
ebayで出品する前に行うべき初期設定は、以下の5つです。
- 販売サポートへの登録
- ストア登録
- ストアページの設定
- 自動フィードバック設定
- 言語設定
順番に解説します。
1. 販売サポートへの登録
ebayでの販売を効率的に行うために、販売サポートへの登録を済ませておきましょう。販売サポートへ登録することのメリットは、出品制限の上限が上がることです。
eBayではアカウントごとに出品できる商品数と金額が定められています。アカウント立ち上げ時点では3品200ドル以内となっており、販売実績を積み上げていくごとに引き上げられます。
登録する際はebayアカウントを作成し、ebayIDを取得した後、販売サポートの申し込みフォームに必要事項の入力が必要です。登録が完了すると、出品可能枠を大幅に増やせます。
2. ストア登録
ebayにストア登録すると無料出品枠が増大し、販売手数料を削減できます。
初期設定では、無料の出品数は250です。ストア登録を行うことで、手数料のかからない無料出品枠を増やせます。手数料にかかるコストを削減できると、利益額の増大につながるため、早めに登録を済ませておきましょう。。
ただし、ストアのランクによって月額ストア費用が別途発生します。そのため、出品手数料とストア費用のどちらが安く済むかシミュレートしたうえで、ストア登録するか否かを決めましょう。
3. ストアページの設定
ストアページの設定は購入者に対する信頼感を高め、ストアの評価を向上させるのに重要です。ストアページでは、以下の設定が行えます。
- ストア名の設定
- ロゴの変更
- 商品カテゴリ設定
ストアページのデザインを変更して、自分好みのストアページにすることで、ライバルセラーとの差別化が可能です。また、カテゴリをカスタマイズすることで、購入者が商品を探しやすくなるメリットがあります。
4. 自動フィードバック設定
自動フィードバック設定は、取引が完了した際にフィードバックを送信する機能です。自動フィードバックを設定することで、手動でフィードバックを送る手間を省き、スムーズな対応が可能になります。
自動フィードバックではポジティブな評価を購入者に付けられるため、取引を通して良好な関係を構築できます。購入者と良好な関係を築ければ、ストアの評価向上にもつながるでしょう。
5. 言語設定
ebayでの取引は主に英語で行われますが、言語設定を行うと日本語に変更できます。
言語設定を日本語にすることで、基本操作や、ヘルプガイドが日本語で表示されるようになります。初心者にとっては日本語のほうが操作しやすく、各種説明も理解しやすくなるはずです。
ただし、言語設定を日本語にするとクリックできなくなるなど、エラーが生じるケースもあります。最初は日本語で運用し、操作や取引に慣れてきた人は、言語設定を英語に戻すとよいでしょう。
ebayで出品する際に押さえるべき注意点3つ
eBayで出品する際に押さえておくべき注意点は、以下の3つです。
- 出品禁止の商品がある
- 出品できる数に限りがある
- 出品に関して様々な手数料がかかる
順番に解説します。
1. 出品禁止の商品がある
ebayでは、特定商品の出品が禁止されています。出品禁止商品には、ebay販売ポリシーや法律に違反する商品が含まれます。
出品が禁止されている商品を一部、ピックアップしてみました。
- 不正薬物
- 知的財産権を侵害する商品
- 食品・サプリメントに関連した商品
禁止商品を出品すると、アカウントの制限や停止などのペナルティを受ける恐れがあるので要注意です。初心者で慣れていないうちは、出品前にebayのガイドラインを確認しましょう。
2. 出品できる数に限りがある
ebayでは、出品者に対して出品数や金額に制限があります。とくに、アカウント立ち上げ時点では3品200ドルまでと大量出品および高額商品の出品はできません。
出品数の制限は、詐欺などの不正行為を抑えるために設けられています。出品者の実績や顧客対応の評価によって、徐々に緩和されます。
制限以上の出品を希望する場合は、ebayの対応窓口に連絡しましょう。ただし、一定以上の販売実績が必要なため、否決される可能性もあります。
最初のうちは出品数に制限があるため、仕入れすぎないように注意しましょう。
3. 商品を売るまでにさまざまな手数料がかかる
ebayで商品を出品する際には、さまざまな手数料が発生します。主な手数料は、落札手数料と決済手数料です。
落札手数料は、商品が売れた際に発生する手数料になります。一方の決済手数料は、商品の購入者から支払いを受け取る際に発生する手数料です。
手数料を計算せずに出品して利益額が少なくなったり、赤字になったりするケースは少なくありません。
出品・販売に関わる手数料は、商品のカテゴリーごとに異なります。商品を出品する前に、手数料を確認しておきましょう。
ebayで出品する際にかかる諸費用と利益の計算方法
eBayで出品して商品を販売するまでには手数料をはじめ、以下3つの諸費用がかかります。
- 落札手数料
- 決済手数料
- 配送料
順番に解説します。
1. 落札手数料
落札手数料は、ebayで商品が売れた際に発生する手数料です。商品の販売価格に応じて、一定の割合で計算されます。
落札手数料は通常、商品のカテゴリーによって異なり、2〜12%の範囲で設定されており、売上から自動で差し引かれます。
2. 決済手数料
決済手数料は、PayPalなどの決済サービスを利用した際に発生する手数料です。PayPalを利用した支払いの場合、取引金額の4.1%と、固定で0.30ドルが手数料として加算されます。
また、通貨換算が必要なケースでは、追加で4%の通貨換算手数料が加算されることもあります。さらに、決済手数料は売上金から差し引かれた後に出金されるため、利益計算時には注意が必要です。
3. 配送料
配送料は、ebayでの販売において押さえておくべき重要なコストです。ebayでは、日本郵便やelogiなどの配送サービスを利用します。
例えば日本郵便を利用する場合、500g以下の小型商品をアメリカに送る際にかかる配送料は、約1,400円になります。一方、elogiで同じ商品を送る際にかかる配送料は約1,200円です。elogiはebayと提携しているため、配送コストが安価なのが特徴です。
配送料は、日本郵便・elogiともに、商品のサイズや重量によって異なります。配送料は、落札手数料にも影響するため、事前に確認することが大切です。
利益=売上金 -(売上金×落札手数料)-(売上金×決済手数料)- 配送料
ebayに出品する際は手順とポイントを押さえることが大切
ebayで商品を出品するためには、画像の撮影以外にもいくつかのステップが必要になります。ただ商品を出品するのではなく、購入者が安心して買えるように、商品画像などの情報提供を行うのがポイントです。
また、ebayには出品禁止商品や手数料など、押さえておくべき点があるため注意しましょう。本記事で紹介した情報を参考に、eBayで出品してみてください。
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