「古着転売は、やめた方がいいと言われる理由は?」
「古着転売で儲ける人はどんな人?」
「古着転売で儲けるコツが知りたい!」
古着転売は「オワコンだ!」「やめた方がいい」という声を耳にして不安になっている人は必見です。古着転売で儲けることは難しいと言われる一方で、利益を出している人は一定数います。
本記事では、2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE®代表のかずが、古着転売について以下の内容を解説します。
- 古着転売はやめた方がいいと言われる理由
- どんな人が古着転売に向いているのか
- 古着転売で儲ける方法
古着転売で利益を出す方法を体系的に解説しています。ぜひ最後まで読んで、挑戦してみてください!
古着転売が「やめとけ」と言われる理由6選
古着転売について調べてみたら、「儲からない」「やめた方がいい」などのネガティブな意見が目立ちます。ここでは、古着転売が難しいと言われる理由を6つ紹介します。
- 仕入れてから出品までに時間がかかる
- 商品知識を覚えるのが難しい
- 常に流行を追いかけなければならない
- 外注化のハードルが高い
- 売上が安定しない
- 在庫を多く抱えることになる
それぞれ見ていきましょう。
1.仕入れてから出品までに時間がかかる
古着転売は以下のように、仕入れから出品までの作業工程が多いことが特徴です。
本物と偽物の判別 | ・偽物も多く出回っているので見極める |
価格の設定 | ・相場を見ながら自分で価格設定を決める必要がある |
サイズの確認 | ・日本と海外ではサイズの表記の仕方が違うので確認が必要 ・日本のブランドでもメーカーや商品によってサイズ感が違うので注意しなければならない |
クリーニング・修理 | ・タバコの匂い・シミ・汚れ・カビ臭さはそのままの状態では売れない |
商品ページの作成 | ・古着の汚いイメージを払拭するようなおしゃれできれいな写真を載せる必要がある ・おしゃれ好きを納得させるような商品への知識や思いを商品説明欄につづると売れやすい |
問い合わせの対応 | ・服好きな人は、サイズ感・着心地、素材などこだわりどころが多い |
とくに価格設定は、最初は難しく感じる人が多いでしょう。古着には型番がないので正確なモデルや仕様を特定するのが難しいためです。
同様に、サイズの確認も重要な工程のひとつです。
たとえば、同じSサイズでも、日本のSとドイツのSや、レディースのSとメンズのSは大きさが違います。また、同じメーカーのSサイズであっても、シリーズによって違う場合もあります。
人の体型には個性があるので、どんな人にとってもわかりやすいように数字で表記をしてあげると親切でしょう。
さまざまな工程に時間をかける必要があるため、時給で換算すると非常に低いのが現実です。地道に愚直に続ける根気が必要になってきます。
2.商品知識を覚えるのが難しい
古着転売は仕入れの際に目利きをする必要があります。商品知識が浅いままに仕入れをしたところで、掘り出し物を見落とすことになりかねません。
- ブランド名
- 服の種類
- ヴィンテージアイテムに対する知識 など
ブランド名の多さに頭を抱える人は多くいます。しかし、洋服が好きでブランドに詳しい人にとっては強みになるでしょう。
服の種類についても同様に、表現の仕方がいくつかあります。たとえば、スカートの種類ひとつとってみても、以下のとおりさまざまです。
【スカートの種類】
フレアスカート、タイトスカート、ロングスカート、ズボン、スラックス、デニム、Gパン、など
呼称を覚えておかないと仕入れがスムーズに進められず、また出品の際には購入者とコミュニケーションが取れないといったことが考えられます。
3.常に流行を追いかけなければならない
古着転売をするなら、ファッションやトレンドに敏感である必要があります。これは、ファッションがもともと好きな人にとっては苦にならない作業でしょう。
流行りのブランドや形のトレンドも毎年変わるため、新しい情報を取り入れるアンテナは常に立てておくことが大切です。
4.外注化のハードルが高い
事業規模が大きくなるにつれ、外注化をしないと業務が回らないといったことが挙げられます。一方で、古着転売は外注化が難しい側面があります。その理由は、以下の2つです。
- 外注化を禁止しているプラットフォームが存在する
- 商品知識や経験がない人に仕入れを任せられない
実際に、古着の主な販路先であるメルカリやラクマなどは個人間取引の信頼性を確保することを目的に、外注化を禁止しています。プラットフォーム側が禁止している以上、ルールを破ることはできません。
また、良質な商品を見極めて仕入れるためには、商品の詳細や状態を把握している必要があります。売れる可能性がある古着を見極めるためには、商品知識が必須であるため、経験の浅い人には容易に任せられません。
5.売上が安定しない
古着は他ジャンルに比べて売上が安定しにくい点も、止めとけと言われる理由のひとつです。古着の売上が安定しない理由は、以下のとおりです。
- 単価が低い
- 掘り出し物や一点ものの発掘が運に左右される
- キャッシュフローが悪い
- 売れるアイテムが季節に左右される
古着は1着の利益率が低く、薄利多売で取り組むことになります。人気商品は競争が激しく単価が下がり、希少性の高い古着も仕入れの段階から高値で取引されるため利益率は上がりません。
利益を出すには仕入れ値や価格、経費などを把握し、数字を分析する力が必要不可欠です。また、古着に付加価値を感じさせるような売り方を意識するなどの工夫も大切です。
6.在庫を多く抱えることになる
古着転売は安い物を大量に仕入れる必要があるため、多くの在庫を抱えながら運営していくことになります。売れなかった商品や季節が終わった商品は、保管場所(倉庫やトランクルーム)などを使って次のタイミングまで保管します。
古着転売に向いている人の特徴3選
古着転売は利益を上げるまでの障壁は多いものの、実際に生計を立てているくらいまで稼いでいる人がいることも事実です。以下に該当する人であれば、古着のせどりに向いている可能性があります。
- アパレル関係で働いていた経験がある人
- 大きな儲けを求めない人
- 手間や時間をかけられる人
ひとつずつ解説します。
1.アパレル関係で働いていた経験がある人
古着の転売はファッションの知識や仕入れ時の目利きの技術を必要とするため、アパレル関係の経験者は非常に有利です。
- ファッション用語、ブランドの知識がある
- トレンドに敏感
- 商品の魅力を伝えられる
- 興味や関心が継続できる
もし仕事としての経験がなかったとしても、流行に敏感で人気ブランドやデザインを把握している人なら向いているでしょう。アパレルが好きという気持ちそのものが強みになります。
商品説明欄にその服の種類の特徴や着方、おすすめのコーディネート例など興味のある人に伝えられるのであれば、それだけで他のライバルよりも魅力的な商品ページの作成もできます。
アパレル経験がある人は限定されるため、継続すればライバルと差別化できるようになっていくでしょう。
2.大きな儲けを求めない人
古着転売は薄利多売であり、時間を要する割には儲けが少ないビジネスです。そのため、基本的にファッションや服が好きでないと継続するのは困難と言えます。
逆に言うと、薄利多売という稼ぎにくい特徴からライバルの参入は比較的少ないため、ファッションや服が好きな人におすすめと言えます。また、大きく儲けられなくても時間をかけて軌道にのせていきたいと考えている人には、うってつけのジャンルです。
3.手間や時間をかけられる人
古着転売は仕入れから出品までの工程で、手間や時間をかけるべきところに注力できる人が成功します。
- 仕入れのリサーチ
- 写真加工
- 価格交渉や商品の問い合わせ対応 など
仕入れの際のリサーチは、希少性のあるアイテムや人気商品を探すのに苦労するでしょうが、時間をかける価値があります。掘り出し物を見つけるためには、古着の知識を駆使しつつリサーチを継続しましょう。
また、古着を購入する人の多くはファッションにこだわりを持っている分、商品の問い合わせ内容が細かい人がいます。その際も、問い合わせは丁寧に対応しましょう。納得してもらえれば、商品を購入してくれるはずです。
苦労の多い古着転売は多くの人が手を出さないうえに、辞めていく人も多いためライバルは少なめです。丁寧に向き合うことで確実に利益を出していきましょう。
古着転売で利益を出す方法5選
古着転売でもコツを押さえれば、利益を出せるようになります。古着転売に取り組む際は、以下5つのポイントを押さえましょう。
- 数字を意識する
- 商品紹介を充実させる
- できるだけ安く仕入れる
- ニッチな分野を狙う
- ファンやリピーターを作る
いずれも簡単な方法なので、ぜひ取り入れてみてください。
1. 数字を意識する
古着転売を効率化するために、以下の項目をリスト化しましょう。
- 商品の仕入れ値
- 販売価格
- 利益率
- 在庫数 など
数字を把握することで、販売管理や在庫管理を効率的に行えるようになります。
2. 商品紹介を充実させる
商品説明欄は詳細に、かつ購入者が魅力を感じられるように書きましょう。服装にこだわりを持つ購入者は「気になったアイテムを納得して買いたい」と考えています。
実際に古着は一点物であるため、商品の状態やディテールを詳細に伝えてあげると喜ばれます。さらに、写真もできるだけ枚数を多く撮るとよいでしょう。全体のシルエットはもちろん、生地の質感や色味までが鮮明にわかるとなおいいです。マネキンや着画でも、購入者にイメージを持たせやすくなります。
また、ストーリー性のある商品説明文を書くのもひとつの案です。古着は嗜好品に近い存在なので、機能性だけでなくいかに付加価値を感じさせるかが購入の決め手になります。
1着ずつ丁寧に、商品説明欄を作り上げていきましょう。
3. できるだけ安く仕入れる
古着倉庫を利用すれば1点100円で、大手アパレルメーカーや古着屋から過剰在庫や季節外れの商品をまとめて格安で仕入れられます。仕入れ費用が安いため失敗のリスクが低いところが魅力的で、中には掘り出し物が見つかる場合もあります。
ただし、ブランド力がない商品は売れないため、闇雲に仕入れないように注意してください。大量仕入れの中で数点でも価値の高いものがあれば、利益が取れるでしょう。
4. ニッチな分野を狙う
古着の中でもニッチな分野を狙うことで、コアな消費者の心を掴みましょう。次のような分野がおすすめです。
- 特定のブランド
- 年代物のヴィンテージアイテム
- スポーツウェア
- 軍物・ミリタリー など
ニッチな商品は高値で売れることが多いので利益率も上がり、稼ぐ労力が小さく済むでしょう。
5. ファンやリピーターを作る
商品ページを充実させたら、InstagramやXなどのSNSで拡散しましょう。毎日投稿することで多くの人の目に留まれば、古着が好きな人にフォローしてもらえるようになり、ファンが付いてくるはずです。
日常の些細な出来事とお店の紹介、商品へのこだわりを綴った投稿などでファンやリピーターを増やしていき、古着転売ビジネスを軌道に乗せましょう。
古着転売は継続が大事。服好きの人は挑戦してみよう!
古着転売が難しいと言われているのは、基本的に薄利多売を余儀なくされ、他ジャンルよりも利益率が低い傾向にあるためです。一方でライバルが参入しにくいため、古着の知識と経験や情熱があり、そして努力の継続ができる人ならうまくいくでしょう。
多くの人が手を出せない分、我こそはと思う人が取り組む価値があるビジネスなので、ぜひチャレンジしてみてください!
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