eBayの発送方法6選!初心者におすすめの方法と具体的な手順を解説

「eBayで商品が売れたときにどうやって発送するの?」
「海外に発送する際に注意しなければいけないことはある?」
「無事に商品が届かなくてクレームになったらどうしよう」

eBayで物販を始めようとする際、海外への発送方法がわからず不安に感じている人は多いでしょう。

eBayで商品を発送する際は、国内販売と異なる独自の方法を利用します。発送業者によって商品が到着するまでの期間や配送料が異なるため、自分の販売手法に適した方法を選ぶことが重要です。

本記事では、2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE®代表のかずが、以下の内容について解説します。

本記事でわかること
  • eBayの発送方法
  • 発送までの具体的な手順
  • 海外発送時に注意すること

海外発送時に生じる疑問や不安が解消できる内容になっているため、eBayで物販を始めてみたい人はぜひ最後までお読みください。

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eBayの代表的な発送方法6選

eBayの代表的な発送方法は以下の6つです。

  1. eLogi
  2. FedEx
  3. DHL
  4. UPS
  5. 日本郵便
  6. CPaSS

それぞれ特徴が異なるため、ひとつずつ押さえておきましょう。

1. eLogi

eLogiはeBayが提供している公式のサービスで、国際配送で定番の「クーリエ便」が個人でも使えます。

通常、高速配達ができるクーリエ便はFedExやDHLなどの業者と直接契約が必要です。しかし、eLogiは業者と直接契約をしなくても、FedExの割引料金に近い送料で発送できます。

eLogiの特徴は、注文情報からラベル発行までの一連の作業を一括して行ってくれる点で、初心者でも手軽に利用できます。通常、他の発送会社では注文情報を手作業で入力し、別のシステムでラベルを発行しなければなりません。しかし、eLogiを利用すれば一括で行えるため、手間が省けます。

初心者でも使いやすくサポートも充実しているため、eBayを始めたばかりの人におすすのサービスと言えるでしょう。

2. FedEx

FedExは世界最大級の民間配送会社です。配送スピードが速い「クーリエ便」が利用可能で、短期間で商品を配達できるため、良い評価につながりやすくなります。

FedExの特徴は、実重量と容積重量のうちどちらか重いほうで送料を算定することです。軽い商品でも大きさがある場合は容積重量が適用されるため、送料に注意が必要です。

また、割引を利用することで送料を大幅に抑えられます。しかし、割引を適用するためには法人か個人事業主であることが条件で、加えて一定の発送実績が求められます。

梱包資材が無料で提供されるメリットなどもあるものの、個人や法人でFedEXと直接契約しなければいけない点はデメリットです。

3. DHL

DHLはFedExと同様にクーリエサービスを提供する国際宅配便会社で、とくにオーストラリア向けの送料が安い点が特徴です。

DHLはeBayのセラーに向けて割引を提供しており、送料が抑えられます。ただし、FedEx同様に個人や法人でDHLと直接契約を結ぶ必要があるため、初心者には難易度が高いと感じられるでしょう。

また、月に利用する最低送料の条件が設定されており、条件を満たさないと契約が打ち切られる場合がある点にも注意が必要です。DHLはアメリカだけでなく、オーストラリアに向けた発送が多い人におすすめの方法です。

4. UPS

UPSは、FedExやDHLと同じくクーリエサービスを提供する国際宅配便会社です。

主な特徴は、担当営業との交渉によって特定の配送先エリアや重量帯だけを安くする柔軟な対応ができることです。例えば、アメリカ国内の特定の重量帯に対して割引を交渉できれば他セラーよりも安く出品できるため、購入される可能性を高められます。

UPSも他の配送会社と同様に直接契約が必要です。送料表は公開されていないため、具体的な料金については契約時に確認する必要があります。

特定の商品扱いが多く、一定の条件で割引を適用してもらいたい人におすすめの方法です。

5. 日本郵便

日本郵便は、国内外に向けた発送サービスを展開しており、とくに実重量のみで送料が決まる点が他のクーリエサービスとは異なります。FedExやDHLとは異なり、実重量のみで送料が決定されるため、梱包サイズを気にする必要がありません。

日本郵便が提供している国際発送方法は以下の主に以下の3つです。

サービスの種類詳細
EMS(国際スピード郵便)保険が安く、到着が早いため、高額商品を送る際に適している
小型放送物航空便小型の商品を低価格で発送できるが、サイズと重量に制限がある
手紙軽くて薄い商品(例:カード、ステッカーなど)を安価に発送できるが、追跡番号が発行されないため、書留をつける必要がある

日本郵便は郵便局などで手軽に利用できる反面、クーリエ便が利用できる方法と比較して商品到着までに時間がかかる点がデメリットです。eBay物販で小型の商品を中心に扱う人におすすめの発送方法です。

6. CPaSS

CPaSSは、eBayが開発した比較的新しい配送サービスで、FedExやDHLのサービスを利用できる点が特徴です。

CPaSSの最大のメリットは、eBay公式の配送パートナーであるオレンジコネックスが提供する配送サービスを利用できることで、eBayからのサポートが充実しています。サービスを利用することで、複数のeBayアカウントを一つのCPaSSアカウントに連携でき、ラベル発行から配送まで一括管理が可能です。

手厚い日本語サポートが提供されるため、操作がわからなくても安心して利用できるでしょう。さらに、CPaSSを利用することで、eBayのセラー保護制度が適用され、バイヤーからの不当なクレームに対しても保護が受けられるため、リスクを軽減可能です。

2023年に導入されたばかりのサービスで、まだ不安定な部分もあるため、利用する際には最新の情報を確認しましょう。

eBayので発送するまでの流れを4つの手順で解説

eBayで発送する方法がわかったとしても、具体的な手順をイメージできていない人は多いでしょう。

ここからは、eBayで発送する方法を「eLogi」の利用時を例に解説します。発送するまでの流れは以下のとおりです。

  1. 購入確認
  2. 梱包
  3. 発送準備
  4. 集荷依頼とラベル印刷

順番に解説します。

1. 購入確認

まず発送準備をする前に、購入者からの注文が確定したことを確認しましょう。商品が購入されると、以下のように通知が表示されます。

通知の表示が確認された後、「my eBay」から「Sellimg」、Seller Hubの「Orders」をクリックして売れた商品の一覧画面に移動します。

すでに購入者の支払いが済んでいる場合は、「ご注文ありがとうございます。○日に出荷予定です」などのメッセージを送っておきましょう。購入者とコミュニケーションを取っておくと、円滑に取引が進められます。

次に、「Order details」から購入者の詳細や発送先を確認しておきましょう。

2. 梱包

購入確認ができた後は、商品の梱包に移ります。eBayの梱包は主に以下の2パターンです。

eBayの梱包パターン
  • 配送会社指定の梱包材や新しい段ボールを使う
  • 仕入れた商品が梱包されていた段ボールなどに戻す

きれいな段ボールで梱包して送るのが一番ですが、売れた後に仕入れる「無在庫物販」ができるeBayでは、梱包材をそのまま再利用する方法もおすすめです。きれいに梱包し直すとクレームになることは少なく、手間を省けます。

新しい段ボールで包む場合は、eLogiで使うFedExの専用梱包材があるため、事前に取り寄せておきましょう。

梱包する際は、商品が破損しないようにプチプチや緩衝材を使用し、しっかりと保護しましょう。とくに壊れやすい商品や高価な商品は、二重に梱包するのがおすすめです。

3. 発送準備

準備完了後に、eLogiを使った発送準備を行います。まず、eLogiを開きログインします。

eLogiや配送会社で利用するFedEXの設定が終わっていない場合は、eLogiのサイト内で細かいマニュアルが公開されているため、こちらを参考に設定してみてください。

アカウントの設定やeBayとの紐づけが終わった状態だと、メイン画面の左端に以下のような項目が表示されます。

入力・支払・ラベル発行をクリック。

eBayで購入された商品の情報が取得されます。商品情報を選択した後、梱包した商品に関する以下の情報を入力しましょう。

入力する情報
  • 重さ
  • 長さ
  • 高さ
  • HS(関税の税率を決めるカテゴリーコード)

入力後に「支払う」をクリックすると、画面の中心に配送サービスを選択する欄が出てきます。

FedExの場合は、以下の3種類が表示されます。

FedExの配送サービス
  • FedEx Envelop
    ⇒500g以下の商品を封筒サイズの袋に入れて送る
  • FedEx Pak
    ⇒段ボールなども包める薄い袋状の専用資材に入れて発送
  • FedEx Priority
    ⇒段ボールのまま送る方法

表示された配送サービスの中で、一番安い方法を選択するのが一般的です。選択するとすぐ下にオプションメニューがあるため、チェックを入れましょう。

「ETD利用設定」と「配達進捗メール」の欄はすべてチェックを入れておくのがおすすめです。次に、支払い方法を選択して配送料を支払います。

金額を確認して配送料を支払うと、一連の発送準備は完了です。

4. 集荷依頼とラベル印刷

支払いが完了した後、画面左上から「発送を完了する」を選択します。

集荷依頼を選択して希望日、時間、集荷元を選択します。

「集荷予約・更新」を選択すると集荷依頼が完了します。

そのまま、一番右のラベルを印刷するを選択。表示されたラベルを印刷して、集荷が来る前に梱包資材の入れる場所や段ボールに貼り付けておきましょう。

集荷が完了したら、「発送を完了する」を選択して、発送の手順は終了です。

eBayの発送方法で押さえておくべきポイント3選

eBayの発送方法で押さえておくべきポイントは、以下の3点です。

  • 発送できない国が設定されている場合がある
  • 追跡番号を必ずつける
  • 商品の種類ごとに使い分ける

順番に解説します。

1. 発送できない国が設定されている場合がある

eBayは発送方法によっては、発送できない国が設定されていることがあります。例えば、FedExやDHLは治安の悪い国や国際情勢が悪化している国などに配送できません。

購入者の居住国が開発途上国など馴染みのない国の場合は、利用する予定のサービスが対応しているか事前に確認しておきましょう。出品時に対象国を指定できるため、最初のうちはアメリカのような主要な国に絞っておくのがおすすめです。

2. 追跡番号を必ずつける

商品の発送には、必ず追跡番号を付けましょう追跡番号があれば購入者は自分の商品がどこにあるかを確認でき、トラブルに巻き込まれにくくなります。

eBayでは商品が届いているのに「届いていない」と言われて返金希望されたり、実際に手続き違いで届かなかったりすることがあります。

追跡番号があると、万が一商品が紛失した場合でも、追跡システムを利用して早期に問題を解決可能です。追跡番号はトラブルを回避するために重要になるため、国際発送する際は必ず利用しましょう。

3. 商品の種類ごとに使い分ける

eBayの発送方法は商品の種類やサイズ、重さによって適切に使い分けましょう

例えば、高価な商品や壊れやすい商品には保険や特別な梱包が必要になります。一方で、安価な商品や軽量な商品は、コストを抑えた発送方法が適している場合もあります。

商品の特性を考慮し、最適な発送方法を選ぶことで無駄な費用を抑えつつ、トラブルを回避できるでしょう。発送方法を選択する際には、商品の特性や購入者のニーズをよく理解し、最適なオプションを選ぶことが重要です。

eBayの発送方法を理解して気軽に物販を始めよう

eBayの商品発送は、基本的な手順やポイントを押さえておけば、誰でも簡単に行えます

まずはeLogiやCPaSSなどのeBayが提供しているサービスを利用し、慣れてきたらFedEXやDHLなどと直接契約するとよいでしょう。紹介した発送方法や手順を参考に、ぜひ安心してeBayでの物販を始めてみてください。

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