「Amazon刈り取りってなに?」
「どうやって儲けるの?」
「手順や儲け方のコツが知りたい!」
Amazon刈り取りに興味を持ってるけれど、やり方や利益を出す方法がわからない人は多いでしょう。
Amazon刈り取りで儲けるには、リサーチ法と購入のタイミングなどのコツが必要です。ただし、知識がなく手探りで初めてしまうと失敗する可能性があるので、躊躇してしまう人は少なくありません。
そこで本記事では、2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE®代表のかずが、下記についてわかりやすく解説します。
- Amazon刈り取りの手順
- Amazon刈り取りのメリットと注意点
- Amazon刈り取りを成功させるコツ
Amazon刈り取りの手順から成功の秘訣まで網羅的に理解できるので、ぜひ最後までお読みください!
Amazon刈り取りとは?
Amazon刈り取りとは、Amazon上で適正価格よりも安値の商品を購入し、再び適正価格で販売して利益を得るせどりの手法です。以前は禁止されていた時期もありましたが、規約が変更されて2024年8月現在は違反ではなくなりました。
Amazon刈り取りは適正価格より下がった商品をいち早く見つけて刈り取るせどりなので、スピードが命です。
Amazon刈り取りを始めるなら、トレッキング機能が付いたツールである「アマレーダー」や、Keepaなどに商品を登録しましょう。
価格が下がったときに通知が来ていち早く刈り取りができ、利益を出す手助けをしてくれます。
Amazon刈り取りの手順を3ステップで解説
Amazon刈り取りの手順は、以下の3ステップです。
- Amazon刈り取りに適した商品をリサーチする
- 商品を買い取る
- 適正価格で販売する
ひとつずつ見ていきましょう。
1.Amazon刈り取りに適した商品をリサーチする
Amazon刈り取りは、Amazonサイト上での商品リサーチから始まります。値下げされた商品の例を以下の表にまとめてみました。
刈り取り商品の例 | 値下げの理由 |
---|---|
Amazonの「売れ筋ランキング」で上位になっているのに、値下がりしている商品 | ・ブラックフライデーなどの特定のイベント中のため ・新モデル入れ替えのため ・シーズンの入れ替えによる在庫処分のため |
相場を無視して安い価格で出品している商品 | ・せどり初心者が相場を理解せず出品したため ・在庫処分のため ・新規出品者が販売実績を作るため |
出品価格が1桁間違っている商品 | ・出品者のミス ・プラットフォームのバグやシステム障害のため ・詐欺の場合もある |
価格競争で値下がりしている商品 | ・在庫が多く、売れ行きが悪いため |
一度でも価格割れを起こした商品をKeepaやアマレーダーで商品を登録しておけば、再度値下がりした時にいち早く気がつけます。一方で、一度でも値下げした商品は再び価格競争が起こりやすい傾向があります。そのため、登録したら放置するのではなく、定期的に確認しておくことが大切です。
また、ツールへの登録作業は1商品ずつ行う必要があるため、根気が必要になってきます。
2.商品を買い取る
安くなっている商品の損益分岐点を計算し、いくらの儲けが出るかを確認したら、できる限り多く刈り取りましょう。
刈り取りの目的は、値下げ商品を買い取ることで相場を通常価格に戻すことです。安い価格の商品がAmazon上に残っている限り、適正価格で出品したところで売れません。
他のライバルが買い取る可能性は考えられるものの、確実に儲けが出る商品なら、できるだけたくさん仕入れたほうが自身の利益につながります。
3.適正価格で販売する
Amazon上で適正価格よりも安く出品されていた商品をすべて刈り取った後は、再びAmazonで適正価格で販売しましょう。
価格割れをしていた商品がAmazon上から無くなることによって、相場が適正価格に戻ります。そのタイミングで安く仕入れた商品を適正価格で販売し、差額で利益を出しましょう。
Amazon刈り取りをするメリット5選
Amazon刈り取りを行うメリットは、以下の5つです。
- 大量かつ安く仕入れられる
- 相場を適正額に戻せる
- 返品が可能
- Amazonだけで仕入れと販売が完結する
- 梱包代がかからない
それぞれ解説していきます。
1.大量かつ安く仕入れられる
刈り取りの商品は値崩れが起きているタイミングで、大量に仕入れましょう。仕入数に上限はありませんが、仕入れる際には買い取る資金が必要になってきます。
せっかく儲けられる商品が見つかっても、仕入れ資金がなければ仕入れられません。ライバルに差をつけるためにも、資金に余裕を持たせておきましょう。
2.相場を適正額に戻せる
価格崩れが起きている状況で刈り取りをすることで、Amazon上の相場を適正価格に戻せられます。無用な安売り競争は、売り手にとってメリットがありません。
刈り取りをすることで相場を整え、商品が適正価格で売れやすい状況を生み出しましょう。
3.返品が可能
Amazonから仕入れた多くの商品は、購入後30日以内であれば理由を問わず返品が可能です。
仕入れたものの、売れないとわかったら返品してしまえばいいので、不良在庫を抱えるリスクが少なくなります。
4.Amazonだけで仕入れと販売が完結する
Amazon刈り取りは、商品のリサーチも、購入も、発送もAmazon上で完結します。
他のせどりと違って、商品のリサーチに店舗を回ったり、在庫を置くスペースを確保したりする必要がありません。ほとんどの作業が自宅だけで完結するので、効率よく販売ができます。
また、在庫管理や注文処理もAmazonのシステム内で管理されるので、効率的に利益を上げられます。
5.梱包代がかからない
Amazonで仕入れたものを検品したら、そのまま梱包し直して発送しましょう。そうすることで、経費の削減につながります。梱包作業は箱や緩衝材を準備し、丁寧かつきれいに包まなければならないため、手間がかかる作業です。
Amazonで仕入れたものをそのまま発送できれば、労力と経済に負担がかからないのでおすすめです。
Amazon刈り取りをする際の注意点2つ
Amazon刈り取りは利益を出せる可能性がある手法ですが、やり方を誤ってしまうとうまくいきません。取り組む際は、以下3つの注意点を押さえておきましょう。
- 商品が欠損・欠品の可能性がある
- ガイドラインが変更されている場合がある
ひとつずつ見ていきましょう。
1.商品が欠損・欠品の可能性がある
Amazon刈り取りは、商品が値下げされたらすぐに買い取るのが基本です。ただし、商品が他の出品者よりも明らかに安く販売されている場合は、欠損や欠品となっている可能性を考慮しなければなりません。
- 出品者の評価を確認しておく
- 評価数が少ない出品者からの購入は避ける
- 低評価が多い出品者は避ける
出品者の中には故意に偽物と入れ替えたり、他のライバルの足を引っ張ろうと考えていたりする人もいます。欠損・欠品を仕入れないためには、取引実績が多く、評価が高い出品者から商品を仕入れるようにするとよいでしょう。
2.ガイドラインが変更されている場合がある
Amazonでは定期的に規約の変更がされるため、確認しておきましょう。
たとえば、Amazon刈り取りは2017年にガイドライン変更で禁止になりました。しかし、その後また規約が変更され、2024年8月現在はAmazon刈り取りは可能となっています。
このように、ガイドラインの変更はせどりをする人にとって活動に制限がかかり、売上に影響する場合があります。
また、ガイドラインの変更を知らずに規約を破ってしまうとアカウントが停止になり、今後取引ができなくなる場合もあるので注意してください。
Amazon刈り取りを成功させるコツ5選
Amazon刈り取りで利益を出すコツを5つ紹介します。
- タイムセールやセール時期を狙う
- 訳あり出品者の商品を探す
- keepaやアマレーダーのトラッキング機能を使う
- 自己発送とFBAの価格差で利益を出す
- 利益の出やすいジャンルに絞って仕入れる
ひとつずつ見ていきましょう。
1.タイムセールやセール時期を狙う
Amazon上のセールやイベントなど大幅な安売り時期を狙って、商品を仕入れましょう。
- 初売りセール
- 新生活応援セール
- 夏先取りセール
- 年末の贈り物セール
- プライムデー
- ブラックフライデー
- 在庫処分セール
- タイムセール など
Amazonのセールやイベント、キャンペーンは随時行われており、大幅な値下げがされるため、刈り取りには絶好のタイミングです。
たとえば、ブラックフライデーなどの大規模セールでは、商品が一時的に品薄になることもあります。このようなタイミングで刈り取りを行えば、セール後の需要が高い状態のときに再出品し、儲けを出せるでしょう。
タイムセールは、短時間で大量の商品が安売りされるのが特徴です。ただし、このような商品をいち早く仕入れるには、セール情報の事前のリサーチが欠かせません。チェックはマメに行いましょう。
2.訳あり出品者の商品を探す
出品者の中には、悪意のない理由で早く商品を売り捌きたいと考える、訳あり出品者がいます。
- 在庫処分したい人
- 初心者でレビューや評価を早く集めたい人
- 早く売りさばいて資金を作りたい人
上記のような出品者は、適正価格よりかなり低めの価格で販売しています。
前述したような欠陥品を安く売っている出品者もいるので、見極めは必要になってきます。明らかに怪しいアカウントだったり、過去の履歴がなかったりするような出品者でなければ、仕入れを検討してみるのもひとつの手でしょう。
3.keepaやアマレーダーのトラッキング機能を使う
Keepaやアマレーダーのトラッキング機能を使って、商品の価格が下がったときに通知を受け取りましょう。
商品情報を大量に登録しておけるので、商品の登録数が多い人ほど、利益の出る商品を仕入れやすくなります。
トレッキングツール | 商品登録数(ASIN) | 更新速度 |
---|---|---|
Keepa | 5,000件 | 数時間から1日ごとに更新 |
アマレーダー | 500件 | リアルタイムに近い速度 数分単位で更新 |
トラッキングの速度はアマレーダーが世界最速ですが、長期間のデータ履歴を詳細に確認するにはKeepaが適しています。商品登録は最も時間がかかる作業ですが、Amazon刈り取りを効率的に進めるために根気よく取り組みましょう。
Keepaについて詳しくは「Keepaの使い方を徹底解説!無料版や拡張機能・ツールの安全性についても紹介」の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
Keepaの使い方を徹底解説!無料版や拡張機能・ツールの安全性についても紹介4.自己発送とFBAの価格差で利益を出す
Amazon刈り取りでは安く出品している自己発送品を買い取り、FBAのカートボックスを使って適正価格で販売し、利益を出す方法があります。
通常、FBA商品はプライム会員向けの早い配送や信頼性が高いため、多くのケースで自己発送よりも高い価格で販売されます。価格差が大きい商品を見つけたら仕入れ、FBAで再販しましょう。
この方法で利益を出す際は、Amazonの「カートボックス獲得者」であるほうが有利です。
カートボックスはユーザーの購入をサポートする機能で、商品ページの目立つ場所に表示されるため、多くの商品がカートボックスから購入されている事実があります。
5.利益の出やすいジャンルに絞って仕入れる
ジャンルによって利益の出やすさが異なることも押さえておきましょう。
商品を刈り取る際は、できるだけAmazonの販売手数料が安いカテゴリーを狙いましょう。目安は8~10%程度のジャンルです。
販売手数料が低いカテゴリーでは商品の原価や仕入れコストが同じでも、販売時の手数料が少なく済むため、最終的な利益が高くなります。
利益が出やすいジャンルの商品には、次のような特徴があります。
- 仕入れ資金が抑えられる商品
- 回転率が高い商品
- 保管場所をあまり必要としない商品
利益が出やすいジャンルの商品の具体的な例は次のとおりです。
- 家電
- ゲーム
- おもちゃ&ホビー
- 腕時計
- 携帯電話、カメラ
- パソコン・周辺機器
- スポーツ&アウトドア
- カー&バイク用品
- CD、DVD
- 美容、コスメ
- ホーム・キッチン
- ベビー用品
- DIY・ガーデン・工具
刈り取り商品を決める際には、利益が出るジャンルなのかをしっかり見極めることが肝心です。
Amazon刈り取りは商品リサーチと刈り取るタイミングが大事
Amazon刈り取りを始める人は、まずはAmazon刈り取りに適した商品をリサーチすることから始めましょう。
Amazonの安売りのタイミングなども把握し、値下がりした商品や価格割れをしている商品を見つけたら仕入れ、適正価格で再販すれば利益を生み出せます。
一度でも大幅に値下げをした商品は「Keepa」や「アマレーダー」などのトレッキング機能がついたツールに登録すれば、今後効率よくAmazon刈り取りを行えます。
Amazon刈り取りが利益を上げられる手法ではあるものの、具体的にどのような商品を仕入れればいいのかわからない人もいるでしょう。
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