「eBayで商品の適正価格が分からない…」
「出品する前に落札相場を把握したい!」
「実際に落札相場を調べる場合、どう進めればいいの?」
eBayで取引を始める際、このような悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。落札相場を調べることは、売買の成功に欠かせない重要なステップです。
今回の記事では、2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE🄬代表のかずが、eBayの落札相場を調べる具体的な方法と手順を分かりやすく解説します。eBayでの売買をより戦略的に進めるために、ぜひ最後までご覧ください!
- eBayの落札相場を調べる方法
- eBayで落札相場を把握せずに出品したときに起こること
- eBayの落札相場を調べる手順

eBayの落札相場を調べる方法4つ

eBayの落札相場を調べる方法として、以下があります。
- Product Research(旧:Terapeak)を使う
- eBayのSold Itemsで調べる
- オークファンを使う
- オークファンプロPlusを使う
それぞれどのような方法なのか、詳しく見ていきましょう。
1. Product Research(旧:Terapeak)を使う
Product Researchは、eBay公式のマーケティングツールで、過去数年分の取引データを無料で確認できます。以前は「Terapeak」という名前のツールで、現在は名前が変わっているので間違えないようにしましょう。
Product Researchを活用することで、以下の項目をまとめて確認できます。
- 平均販売価格
- 販売価格帯
- 平均送料
- 販売数合計
- 出品者数合計
- 商品の売上合計 など
Seller Hubからアクセスし、商品名やキーワードを入力すれば落札相場を手軽に検索できます。
Product Researchについては「Product Research(旧Terapeak)とは?使い方やスマホでの操作方法・うまく活用するコツについて紹介」の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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2. eBayのSold Itemsで調べる
eBayのSold Itemsであれば、過去3ヶ月程度の販売履歴を確認できます。実際に売れた価格と取引日時もチェックが可能なので、eBayビジネスにおけるリサーチに役立つでしょう。
価格帯や商品状態での絞り込みも可能なので、効率よくリサーチができます。直近の市場の状況を把握できるため、ぜひ活用してみてください。
3. オークファンを使う
オークファンは、日本のオークション・ショッピングサイトの価格相場を調べられるツールです。検索窓に商品名を入力し、eBayタブを選択することで、eBayの落札相場を調べられます。
オークファンでは過去の落札履歴を最大10年分確認できるので、価格推移を簡単に把握できます。過去の分までしっかりと調べたい場合は、オークファンを使ってみましょう。
4. オークファンプロPlusを使う
オークファンプロPlusはプロ向けのリサーチ・データ分析ツールで、オークファンの上位版とも言えるツールです。以下のような便利な機能があり、より充実したリサーチを実現できます。
- 過去10年間の落札データ
- ライバルセラーの分析
- 価格推移のグラフ化 など
また、eBayを含む海外ECサイトのリサーチもできるため、競合調査を強化したい場合におすすめです。より本格的にeBayビジネスを進めたい場合は、オークファンプロPlusの導入を検討してみましょう。
eBayで落札相場を把握せずに出品したときに起こること

eBayで落札相場を把握せずに出品すると、以下の事態に直面する可能性があります。
- 商品が売れなくなる
- 得られる利益が小さくなる
- 低評価を受けるリスクが高まる
本来得られる利益を取り逃し、ビジネスの売上が下がる事態になりかねません。ひとつずつ解説していくので、十分に理解しておきましょう。
1. 商品が売れなくなる
eBayで落札相場を把握できていないと、適正価格を設定できなくなるリスクがあります。相場より高く設定してしまうと売れ残やすくなり、在庫を抱えることになります。
出品期間が終了しても購入者が現れず、再出品の手間や費用がかかり、より多くのコストを支払うことになりかねません。とくに競争相手が多いカテゴリでは相場に合わせないと埋もれてしまうため、十分なリサーチを行ってから出品しましょう。
2. 得られる利益が小さくなる
相場を知らずに安すぎる価格で出品すると、利益が小さくなります。とくに希少価値の高い商品の場合、相場より安い価格で出品しまうと損失につながりかねません。
事前に落札相場を把握しておくと、利益が小さくなるリスクを低減できます。手間を惜しまずリサーチを行い、eBayビジネスの利益を最大化しましょう。
3. 低評価を受けるリスクが高まる
相場を理解せず、適正価格を無視すると「高すぎる」と感じた購入者から悪い評価を受けるリスクが高まります。落札後に価格設定ミスに気づきキャンセルすると、購入者から不満を抱かれるケースも想定されるでしょう。
出品者としての信頼が低下するのはもちろん、検索順位も下がり、より売れなくなる悪循環に陥ります。eBayビジネスで利益を出しにくくなるので、評価を下げないという意味でもリサーチを徹底しましょう。
eBayの取引で高評価を付けてもらうポイントについては「eBayの評価に使える例文一覧!高評価を付けてもらうコツも解説」の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

【種類別】eBayの落札相場を調べる手順

eBayの落札相場を調べる手順をそれぞれ解説します。
- Product Research(旧:Terapeak)
- eBayのSold Items
- オークファン
- オークファンプロPlus
いずれの方法も決して難しくなく、すぐに調べられます。実際どのように調べればいいのか、ひとつずつ確認しましょう。
1. Product Research(旧:Terapeak)
Product Researchでリサーチする際の手順は、以下の通りです。
- Product Researchにアクセスして検索するキーワードを入力
- いつ売れたか、いくら売れたかなど詳細条件を絞り込んでResearchボタンをクリックして調べる
- カテゴリの絞り込みや並び替えで情報を整理しつつ、リサーチを行う


データ参照の期間を設定すると、季節ごとの情報も探しやすくなります。無料で精度の高いリサーチが可能なので、ぜひ活用してみてください。
2. eBayのSold Items
eBayのSold Itemsを利用してリサーチする場合は、以下の手順で進めます。
- eBayの検索窓で検索するキーワードを入力する
- Searchをクリックする
- 画面左の「Sold Items」にチェックを入れてリサーチする

金額が緑色で表示されている商品は落札、黒色の場合は落札されずに売れ残っている商品です。売れた商品と売れていない商品の違いを比べて、販売のヒントにしましょう。
3. オークファン
オークファンでリサーチする際は、以下の手順で進めましょう。
- オークファンのトップページを表示し、検索窓でキーワードを入力する
- 検索結果が表示されるので「価格帯」のタブをクリックする
オークファンの無料版では、検索や予約の回数などに制限があります。もし不便に感じた場合は、オークファンプロPlusにアップグレードしましょう。
4. オークファンプロPlus
オークファンプロPlusでリサーチする際は、以下の流れで進めます。
- 検索窓にキーワードかJANコードを入力する
- 地域で任意のeBay(国名)を選択する
- 条件を絞り込んだ後に検索ボタンのクリックを行う
オークファンプロPlusであれば、最大10年分の検索が可能です。流通量が少ない商品をリサーチしたい場合は、ぜひ活用してみてください。
eBayの落札相場を調べる際の注意点2つ

eBayの落札相場を調べる際の注意点として、以下2つが挙げられます。
- 仕入れの相場もチェックする
- 国内の相場も見る
落札相場だけに囚われてしまうと、出品したとしても利益が出なかったり、得られたとしても少額だったりする可能性があります。どういった点に注意すればいいのか、ひとつずつ見ていきましょう。
1. 仕入れの相場もチェックする
eBayでの販売価格を調べる際、仕入れ価格を同時に確認することが重要です。仕入れコストが高額だと、落札相場に関係なく利益が減少する可能性があります。
仕入れ相場を調べる際は、eBay以外のECプラットフォームもチェックしてみてください。例として、以下の国内外の卸売業者や他のECプラットフォームをおすすめします。
- メルカリ
- Amazon
- 楽天市場
- 1688.com
- アリエクスプレス
2. 国内の相場も見る
国内で同じ商品が販売されている場合、その価格とeBayでの相場を比較しましょう。国内相場よりも高値で売れそうな商品は、eBayでの販売に適しています。
国内市場で需要が低い商品でも、海外では反対であるケースも多いため、海外と国内市場の違いを把握することが大切です。

こんな商品が?と思うような物が、海外では需要が高いこともありますね!
販売したい商品ジャンルがある場合は、先行リサーチしておくと戦略を立てやすくなるでしょう。
eBayの落札相場を調べる際によくある質問3選

eBayの落札相場を調べる際によくある質問として、以下をピックアップしました。
- eBayでProduct Research(旧:Terapeak)が出てこないときはどうすればいい?
- eBayで売れたときの手数料はいくら?
- Product Research(旧:Terapeak)とeBayアドバンスド・サーチは別物?
いずれも悩みやすい部分なので、ぜひ参考にしてみてください。
Q. eBayでProduct Research(旧:Terapeak)が出てこないときはどうすればいい?
前提として、Product ResearchはeBayのセラー向けリサーチツールで、アクセスにはセラーアカウントが必要です。そもそもセラーアカウントを持っていない場合は、Product Researchを使えません。
セラーアカウントを保有しておりProduct Researchが出てこない場合は、ブラウザのキャッシュをクリア、または別ブラウザを使用して再度試してみてください。
Q. eBayで売れたときの手数料はいくら?
eBayで売れたときの主な手数料として「出品手数料」と「落札手数料」が挙げられます。落札手数料は、商品の種類により2.0~12.0%に設定されていることが一般的です。
また、毎月250件までの出品は無料ですが、それを超えると出品手数料が適用される点にも注意しましょう。無料枠を増やしたい場合は、ストアプランをアップグレードすることをおすすめします。
ストアプランごとの違いは「【3ステップ】eBayストアに登録する流れ!おすすめのストアプランも紹介」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Q. Product ResearchとeBayアドバンスド・サーチ(Advanced search)は別物?
Product ResearchとeBayアドバンスド・サーチ(Advanced search)は別物なので、注意が必要です。Product Researchは、市場動向や過去の販売データを分析するためのリサーチツールです。
一方のアドバンスド・サーチは、eBay内で条件を指定して商品を絞り込む検索機能とされています。視覚的に情報を捉えられるため、まずはアドバンスド・サーチから使ってみると良いでしょう。
eBayの落札相場を調べる方法と手順を早めに把握しておこう

eBayの落札相場を調べる方法を知っておくと、さらに販売の戦略が立てやすくなります。相場を無視してしまうと利益を取り逃してしまうため、事前に調べておくことで売上の確保にもつながります。
また、eBayのリサーチツールは、今回の記事で紹介したように多くの種類があります。それぞれ特長が異なるので、自分のリサーチ目的に応じて使い分けてみましょう。
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