アメリカで売れる日本製品の特徴と売れるもの8選|売る際の注意点も解説!

「日本製品はアメリカでならたくさん売れそう…!」
「どんなものが人気がある?」
「売れる商品のジャンルが知りたい!」

アメリカでは、日本製品が非常に人気です。「メイドインジャパン」という言葉がひとつのブランドになるほど、日本製品は信頼され、多くの人に求められています。

一方で、日本製品であれば何でも売れるわけではありません。何をどのように売ればいいかを理解しておかなければ、利益を出すことはなかなか難しいでしょう。

本記事では、2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE®代表のかずが、以下の内容について解説します。

本記事を読めばわかること
  • アメリカで人気の高い日本製品
  • アメリカで売れる日本製品の特徴
  • アメリカで日本製品を売る際の注意点

アメリカでどのような日本製品を出品すべきなのかしっかり理解できるので、ぜひ最後までお読みください!

 『利益商品10選』PDFデータの受取は
ココをタップ

アメリカで人気の高い日本製品8選

アメリカでよく売れている人気の高い日本製品を8つ紹介します。

  1. 文房具・オフィス用品
  2. 時計
  3. 日本文化・伝統工芸品
  4. カメラ関連商品
  5. アニメキャラクター・ゲーム関連商品
  6. ブランド品
  7. 電化製品
  8. 車のパーツ

ひとつずつ見ていきましょう。

1.文房具・オフィス用品

アメリカでは次のような日本製の文房具が人気です。

アメリカで人気の文房具の例
  • ジェットストリーム(Jetstream)ボールペン
  • トンボ鉛筆
  • モノ消しゴム
  • フリクション ボールペン(Pilot FriXion) など

日本の文房具は海外のものに比べて機能性が高く、スタイリッシュな見た目をしています。また、文房具はかさばらないため非常に仕入れやすく、管理もしやすいのが特徴です。

ただ、単価が安くなりがちなので売上を立てるためには大量販売が前提となります。たとえば、セット売りをするなどして1回の取引額を上げる工夫をすると、利益につながるでしょう。

2.時計

日本製の時計は海外でかなりの人気を誇っています。

アメリカで人気のある日本製の時計のブランド
  • SEIKO
  • CITIZEN
  • CACIO

日本製の時計がアメリカで人気の理由は、品質が高く丈夫で耐久性に優れているところや、デザインがシンプルで洗練されている点などです。加えて、高品質にもかかわらず他国の高級ブランド腕時計に比べてリーズナブルな価格で提供されています。

円安になっている昨今では、外国人による国産時計の需要はさらに高まる一方でしょう。時計は新品・中古のどちらも需要があります。仕入れ値を少しでも抑えたい人は、中古品から始めてみることをおすすめします。

3.日本文化・伝統工芸品

日本ならではの文化や技術に触れる日本製品は、アメリカで多くの人に求められています。

アメリカで人気の日本文化・伝統工芸品
  • 折り紙
  • 花札
  • のれん
  • 習字道具
  • 美濃焼・九谷焼
  • 今治タオル
  • 骨董品(絵巻、急須 など

上記の商品は日本土産としても人気があり、日本文化のコレクターを中心に売りやすいため、多くの取引がされています。物によってはかさばらず、送る際に送料もかからないため、コストをかけることなく取引が可能です。

4.カメラ関連商品

日本製のカメラはプロのカメラマンがわざわざ日本製を購入するほど、アメリカで信頼されています。

アメリカで人気の日本製カメラブランド
  • Canon
  • Nikon
  • SONY

一眼レフやデジタルカメラはもちろん、生産が見込めないフィルムカメラ・フィルムバックなども非常に高い需要を誇ります。古い機種でも、希少性の高いものは高額で取引がされています。

また、カメラ本体以外の付属品も需要があり、具体的には以下のようなアイテムです。

カメラ本体以外に需要のあるアイテム
  • カメラレンズ
  • レンズキャップ
  • カメラケース
  • フィルター

精密機器であるカメラの技術や性能は、他国には真似できないほど優れており、その差は圧倒的です。仕入れ額はアイテムによっては数十万円もするくらい高額ですが、カメラの転売は利益率が高いので、ぜひ挑戦してみてください。

5.アニメキャラクター・ゲーム関連商品

日本のアニメや漫画は世界中で根強い人気があります。多くの日本アニメがリアルタイムに近いタイミングでアメリカでも放映されていることからもわかるように、日本の文化はどんどん浸透しています。

アメリカで人気のあるアニメの例
  • ポケットモンスター
  • ワンピース
  • ドラゴンボール など

また、以下のようなアニメ関連のグッズやゲームも、アニメに付随して人気があります。

アニメキャラクター・ゲーム関連商品の例
  • トレーディングカードゲーム
  • フィギュア
  • ぬいぐるみ
  • 一番くじの商品
  • ガチャガチャ
  • ファミコン
  • ゲームボーイ
  • ファミコン
  • メモリーカード

日本でしか販売されていないグッズや生産終了品は、高値で取引されています。

とくにポケモンカードは長年にわたって、非常に根強い人気が続いています。ヴィンテージカードや再生産がない古いカードは、今もコレクターの間で高額で売買されています。

また、日本のゲーム機もよく売れます。販売されたばかりのゲームの新機種やソフトはもちろん、ファミコンやゲームボーイなどのレトロゲームも未だに人気があります。

6.ブランド品

日本人が出品しているブランド品は、偽物が少なく取り扱いも丁寧で迅速なことから人気があります。

アメリカで人気のブランド品の例
  • ルイヴィトン
  • プラダ
  • シャネル

アメリカでは「日本には偽物のブランド品の流通が他国に比べて少ない」というイメージを持たれているようです。さらに、日本国内で販売されている中古ブランド品はきれいで、新品のように感じられるほど質が高いと言われています。

このような評判からは、アメリカ人が日本人の誠実な国民性を高く評価してくれていることが伺えます。

ただし、日本でも偽物は全く出回らないというわけではありません。流通している中古ブランド品の中には、偽物が多いのも事実なため、仕入れ後の真贋判定はしっかり行ってから出品しましょう。

7.電化製品

日本の電化製品は高品質であると、アメリカも含めた海外の人から高い評判を誇ります。とくに人気がある日本の電化製品は、以下のとおりです。

アメリカで人気の電化製品の例
  • 美顔器
  • 脱毛器
  • スチーマー
  • 炊飯器
  • 電動ドライバー など

アメリカでは健康志向が高まり、日本食がブームです。自宅に炊飯器がある人も多く、とりわけ日本の炊飯器は「おいしく炊ける」と人気があります。

多少高値でも日本製のいい物を購入したいと考えるアメリカ人にとって、出品しやすい商品と言えます。

8.車のパーツ

日本メーカーの自動車はアメリカで人気があり、それにともない部品も需要があります。なぜなら、アメリカでは車が壊れても自分で修理し、ボロボロになるまで長く愛用する文化があるためです。

海外では日本車のパーツを手に入れる手段がほとんどないため、安定して需要が見込めるでしょう。とくに、マニアックなカスタムパーツなどは、アメリカでは入手しにくいため安定した需要があります。

ただし、自動車部品を扱うとなると専門知識を求められるため、他カテゴリーに比べると難易度は高いと言えます。車のカスタムを自身でした経験がある人なら、購入者に対して問題なく説明でき、卒なく取引を進められるでしょう。

アメリカで売れる日本商品の特徴3選

アメリカで売れる日本製品の特徴は、以下の3つです。

  1. 希少価値が高いもの
  2. 質が高いもの
  3. 日本文化に触れられるもの

文化の違うバイヤーが求めている物を知り、今後の仕入れの参考にしましょう。ひとつずつ解説します。

1.希少価値が高いもの

多くのアメリカ人は、なかなか入手できない日本製品に希少価値を感じ、高値であっても入手に時間がかかっても手に入れたいと願っています。

希少性の高い日本製品の例
  • 包丁
  • 伝統工芸品
  • ビンテージカメラ など

もう生産されないものや、手作り品は元から多くは出回っていません。日本らしい、日本人にしかできない仕事にお金を払うアメリカ人はたくさんいます。

2.質が高いもの

日本には他国では真似できない品質の高さを誇るアイテムが多くあります。精密機械などがその一例です。

アメリカも含めた海外では「日本製品=品質が高い」という認識があるほど日本の技術は高く評価されており、わざわざ取り寄せて使う人は少なくありません。

3.日本文化に触れられるもの

日本文化に触れられるものも、売れる可能性がある商品のひとつです。割合としてはかなり低いものの、日本文化に興味関心があるアメリカ人は一定数います。アメリカ人にとって、日本文化は非常に独特な世界観があるためです。

また、日本のアニメがアメリカで放映されていることも、理由のひとつでしょう。日本のアニメには日本文化の描写がある作品も多いため、興味を持つきっかけとなります。

アメリカでは日本文化に触れられる物を入手するのは難しいため、出品することで売れる可能性は十分にあります。

アメリカへ物を売る際のおすすめ販路3選

アメリカで日本の物品が売れると言っても、どのように販売すればいいのかわからない人は多いでしょう。基本的には、越境ECを利用して販売することになります。

日本製品をアメリカに出品するおすすめ販路は、以下の3つです。

  • eBay
  • Amazon
  • Etsy(エッツィ)

それぞれの特徴を解説します。

1.eBay

出典:eBay

eBayはアメリカに本社を置く、1.8億人のユーザー数を抱える世界最大規模のオークションサイトです。日本独特の商品が高値で取引される傾向があり、コレクターアイテムや中古品、レトロなアイテムの販売に適しています。

eBayはオークションサイトなので、中古品や希少価値が高い商品が注目されやすく、プレミア価格で売れることも珍しくありません。海外向けのせどりを行う人の多くがeBayを利用している、信頼できるサイトです。

eBayを使ったせどりについて詳しくは「ebay輸出の始め方4STEP!個人でアカウントを作る方法と注意点を紹介」の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

ebay輸出の始め方4STEP!個人でアカウントを作る方法と注意点を紹介

2.Amazon

出典:Amazon.com

Amazonはアメリカでの利用者が非常に多く、市場規模は日本の10倍とも言われているほど多くの人が商品を探しています。とりわけアメリカでは、eBayを抜いて利用者数はトップを誇ります。

FBAを利用すれば、在庫管理、注文処理、配送、返品対応をAmazonが代行してくれるので、転売の手間を大幅に削減できるでしょう。

日本のAmazonと使い方が似ているので初心者にとっては安心感のあるサイトです。

3.Etsy(エッツィ)

出典:Etsy

Etsyは手作り商品やヴィンテージ商品、ユニークなアイテムを販売するプラットフォームです。日本の伝統工芸品や手作りアイテムに特化した販売に適しています。

ハンドメイドができる人は検討の余地がある販路と言えます。

日本製品を海外で売る際の注意点3選

日本製品を海外へ出品する際は、以下3つのことに注意をして下さい。

  1. 為替によって利益が変動する
  2. 輸出禁止や制限対象の商品がある
  3. 配送時に商品を雑に扱われる場合がある

ひとつずつ見ていきましょう。

1.為替によって利益が変動する

アメリカへ販売する場合、利益が為替によって変動することがよくあります。

たとえば、100ドルで売る商品を1ドル150円で利益を計算していた場合、成約した時点で1ドル130円に円高へ変動してしまうと利益は2,000円{=(150-130)×100}下がります。

為替レート商品の代金
1ドル=150円100ドル=15,000円
1ドル=130円100ドル=13,000円

実際に、ドルベースで利益が出たとしても、為替変動により手元にほとんど残っていないケースは珍しくありません。そのため、円高になったとしても利益が出る料金設定にしておきましょう。

2.輸出禁止や制限対象の商品がある

アメリカに出品する際は、輸出が禁止されているアイテムを避けるようにすることも重要です。

アメリカで輸出禁止や制限対象の商品
  • 化粧品
  • 食品・飲料
  • 医薬品・処方薬
  • 医療機器

規制対象であることを知らずに輸出すると、税関で没収されるか返品されることになるでしょう。罰金や商品没収などのペナルティを受ける可能性もあるので、出品前は対象に入ってないか必ずチェックしてください。

また、アメリカの法律で禁止されていなくても、販売するプラットフォームが独自に設定しているケースもあります。そのため、アメリカの制度だけでなくプラットフォームの規約も忘れずに確認しておきましょう。

【参考】
貿易管理制度|日本貿易振興機構

3.配送時に商品を雑に扱われる場合がある

アメリカの配送では日本の配送に比べて、商品を雑に扱われてしまうことがあります。そもそも、日本の感覚で取り扱ってもらえることはないと考えておいたほうがいいでしょう。

もし、精密機械やガラスなどの破損しやすい物品が配達時に破損すれば、返品やクレームといったトラブルに発展しかねません。丁寧に梱包したり緩衝材を利用したりなどの対策を取っても、万全とは言い切れないのが正直なところです。

アメリカへ出品する際はEMS(国際スピード郵便)などの日本の宅配業者に依頼するのがおすすめです。

「日本らしさ」や「独自性」を強調すればアメリカで日本製品は売れる

アメリカで日本製品を売るのは、決して難しくありません。高品質な日本製品はすでにアメリカで高く評価されているためです。

実際にカメラや自動車・バイクは多くのアメリカ人が日本メーカーの物を利用しているため、関連する物品の需要は十分に見込めます。また、割合としてはそう多くはないものの、日本文化に興味関心があるアメリカ人は一定数いるため、出品してみる余地は十分にあります。

ぜひトライしてみてください!

さらに転売ノウハウを勉強したい方向けに、2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE🄬代表のかずが、無料で情報を提供しています!

以下のリンクからLINE登録ができるので、ぜひ登録してみてください!

 『利益商品10選』PDFデータの受取は
ココをタップ