「メルカリの価格の決め方がわからない…」
「相場チェッカーがあるって聞いたんだけど使える?」
「価格相場の調べ方を知りたい!」
メルカリで商品を出品するとき、上記のようなお悩みを持つ人も多いのではないでしょうか?
価格を決めて商品を出品してもまったく売れない場合は、設定した価格が相場から離れている可能性があります。相場を元に適正価格で出品すれば、商品が売れる確率を高められるでしょう。
そこで本記事では、1,000名を超える物販スクールを運営する物販ONE代表のかずが、以下の内容について解説します。
- メルカリで相場チェックする方法
- 商品の相場の調べ方
- メルカリで価格を付けるポイント
相場の調べ方や値付け方法について詳しく解説しているので、ぜひ最後までお読みください!
なお、物販にチャレンジしている人に向けて物販ONE代表のかずが有益な情報をLINEにて配信しています。気になった人はぜひご登録ください!
メルカリに出品する商品の相場を調べる方法4選
メルカリに出品する商品の相場を調べる方法は、以下の4つです。
- 出品商品の相場を調べる機能を利用する
- 売り切れの商品から計算する
- ほかのフリマアプリで価格を調べる
- 相場検索サイトを利用する
順番に解説します。
1. 出品商品の相場を調べる機能を利用する
メルカリでは、出品されている商品の相場を自動で調べる機能が2つ搭載されています。
- 写真・バーコードで撮影した商品の類似から値段を確認する
- 持ち物一覧に表示される過去に購入した商品から確認する
写真撮影やバーコード読み取りで商品を読み込んだとき、メルカリ内にある類似商品を表示する機能があります。
どれくらいの値段で売れているか確認できるため、相場チェックを楽に行えます。ただし、商品によっては類似品は表示されないため、参考程度に留めておくとよいでしょう。
持ち物一覧では、メルカリで購入した商品かメルペイでネット決済した商品が表示されます。持ち物一覧から商品を出品する場合、自動で値段の相場を算出してくれるため、価格に問題がなければそのまま出品できます。
2. 売り切れの商品から計算する
相場を把握するにあたって、すでに売り切れている商品を計算する方法もあります。具体的な計算方法は、以下のとおりです。
- 出品したい商品のジャンルを検索
- 売れている商品(soldになっている商品)をチェック
- 上位10件分ほど価格をメモする
- 商品の合計から件数を割って平均金額を算出する
売れている商品を10件ほどピックアップして平均価格を算出すると、メルカリユーザーに購入してもらえる金額のラインがわかります。商品を出品するときに、事前に確認してみましょう。
3. 他のフリマアプリで価格を調べる
メルカリと同じフリマサービスで商品の値段を確認する方法もあります。出品しようとした商品がメルカリであまり取り扱いがないときに有効です。
以下のプラットフォームを調べると参考になるでしょう。
- ラクマ
- PayPayフリマ
- ヤフオク
- モバオク
- ジモティー
商品の相場は他のフリマアプリで売られている商品でも、大きな違いはありません。メルカリを見ても判断できない場合は、他のフリマアプリを見て相場をチェックしましょう。
4. 相場検索サイトを利用する
中古品の相場を調べられる「相場検索サイト」を利用すると、手軽に相場を調べられます。相場検索サイトには、以下のようなサービスがあります。
相場検索サイトによって、得意とする商品や参考にしている情報が変わるので、幅広く見ておくといいでしょう。
フリマサービスの値段から相場を算出していたり、貴金属だけなど調べられる商品が限定的だったりします。例えば、オークファンはヤフオクでの取引実績を参照しています。
出品する商品のジャンルに合った相場検索サイトを利用できれば、価格設定がしやすくなるでしょう。
メルカリの相場チェッカーが無くなったと言われる理由は2つ
メルカリの相場チェッカーがなくなったと言われる理由は、以下の2つです。
- 売れるかチェック機能がなくなった
- かんたんクルマ相場チェッカーがなくなった
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 売れるかチェック機能がなくなった
相場チェッカーがなくなったと言われる理由は「売れるかチェック機能」がなくなったためです。メルカリでは出品メニューを選ぶ画面内に「売れるかチェックする」という項目が表示されていました。
しかし、告知なしで急に項目が消えたようで、2024年1月現在は完全に消えており、機能を利用することができません。利便性の高い機能がなくなったために「相場チェッカーがなくなった」と言われています。
2. かんたんクルマ相場チェッカーがなくなった
車の相場を自動表示する「かんたんクルマ相場チェッカー」が終了したことも、相場チェッカーがなくなったと言われる理由のひとつです。
メルカリでは2019年に、車のナンバープレートを撮影すると相場を自動で表示してくれる「かんたんクルマ相場チェッカー」が実装されていました。カテゴリの「自動車・オートバイ」タブに表示されていたバナーから特設ページに移動すると、相場チェッカーが利用できました。
しかし、2024年1月現在は「かんたんクルマ相場チェッカー」のバナーは表示されず、相場チェック機能は使えません。そのため、車の相場を調べる際は別の方法で行う必要があります。
メルカリで価格を決めるためのポイント5選
メルカリで価格を決めるポイントは、以下の5つです。
- 商品の状態で価格を決める
- 競合の出品価格を参考にする
- 価格の自動調整機能を利用する
- 配送料を含めた価格を付ける
- 相場よりも少し高めに価格設定する
価格決定に迷ったときは、ぜひ参考にしてみてください。
1. 商品の状態で価格を決める
価格を決める基準は、商品の状態で判断しましょう。メルカリ公式では商品の状態によって、以下の目安が提示されています。
商品の状態 | おすすめの値段 |
---|---|
新品、未使用 | 定価の60%~80% |
未使用に近く、キズや汚れがない | 定価の30%~60% |
使用感やキズ、汚れが目立つ状態 | 定価の20%~40% |
商品の定価を確認して状態に応じた値段設定すれば、相場から大きく外れることはありません。価格設定をするうえで、商品の状態と目安の割合を覚えておきましょう。
2. 競合の出品価格を参考にする
同じ商品を出品している競合の価格を参考にすると、値付けをしやすいです。競合を見るときに参考にするポイントは、以下の2つです。
- 状態(新品・中古など)
- 値段
- アピールポイント
競合が出品している商品の状態や値段をチェックすることが大切です。競合よりも価格が高すぎると売れにくくなるため、値段をできるだけ近づけておきましょう。
さらに、競合の商品説明から「なぜこの値段にしているのか」がわかるようなアピールポイントを見つけられると、商品の差別化にもつながります。
検索の絞り込み機能を使えば商品の状態や発送オプション、配送料の負担など、細かい条件の絞り込みが可能です。
3. 価格の自動調整機能を利用する
メルカリでは商品の値段を毎日自動で下げる自動調整機能があります。値段が下がると商品が購入されやすくなるため、販売手段のひとつとして使えます。
最初に値付けをするときは「価格が高いかも」と考えてしまうこともあるでしょう。しかし、自動調整機能を利用すると価格が下がっていくため、最終的に購入しやすい価格に落ち着きます。
最低販売価格を設定しておけば、価格が下がりすぎる心配もありません。適切な価格帯がわからないときに、おすすめの機能です。
4. 配送料を含めた価格を付ける
商品に値段を付けるときは、配送料を考慮して価格を付けましょう。メルカリでは商品出品時に購入者が送料を支払う「着払い」と、出品者が送料を負担する「送料無料」を選択できます。
ほとんどの場合は送料無料のほうが売れるため、配送料は出品者が負担するものと考えたほうがいいでしょう。そのため、値付けをするときに配送料を含めない場合、価格によっては利益が減る可能性があります。
「配送の方法」選択画面の中で主要な配送方法の料金は確認できるため、事前に確認してから価格を決定しましょう。
5. 相場よりも少し高めに価格を設定する
値付けを行うときは、相場よりも少し高めに価格を決めましょう。高めに価格設定する理由は、メルカリ取引の特徴である値下げ交渉があるためです。
メルカリでは取引の際に、購入を検討している人から値下げ交渉を持ち掛けられます。
しかし、言われるがままに応じてしまうと利益を確保することが難しくなる可能性があります。そのため、事前に値下げに応じることを想定するなら、少し高めに価格設定をしておくことが大切です。
【商品別】メルカリの値段を決める流れを解説
商品別にメルカリの値段を決める流れを解説します。今回値付けする商品例は、iPhoneとレディース物のブラウスです。
どのような商品にも流用できるため、ぜひ参考にしてください。
1. iPhone
iPhoneの値段を決める流れを紹介していきます。ここで検索する商品は「iPhone14Pro本体」で、売り切れ商品の値段から相場を確認します。
メルカリの検索画面からiPhone14Proを選択します。
検索ワードに沿って検索結果にiPhone14Pro本体が表示されます。
絞り込み条件から、販売状況「売り切れ」を選択して検索し直します。
再検索すると売り切れ商品が検索結果に並びます。
実際に検索結果で表示された9件から、平均金額を算出します。
125,000+144,000+99,000+125,000+126,000+132,000+119,000+110,000+139,000
=1,119,000 ÷ 9
=124,333(小数点切り捨て)
※2024年1月30日に検索結果に表示された商品の金額になります
9件の平均金額が124,333円であるため、大体120,000~130,000円の間くらいが相場の価格と言えます。より詳細に確認するなら、絞り込み条件で商品の状態なども加えましょう。
2. レディース物のブラウス
続いて、レディース物のブラウスを紹介します。レディース物は商品の数も多いため、ここではわかりやすくブランドを「ユナイテッドアローズ」に絞り込んでいます。
トレンドキーワードからブランド名を選択します。
ブランドだけだと大量に商品が表示されるため、商品の条件をより細かく選択します。今回は選択するのはブラウスです。
検索結果がブラウスに固定されて表示されます。
売り切れの商品を検索するため、絞り込み条件を変更します。
売れている商品が検索結果として表示されました。
例として、画像に表示されている商品6件から、相場の計算を行います。
4,500+5,000+3,000+6,666+2,400+6,800
=28,366 ÷ 6
=4,727(小数点切り捨て)
計算結果から大体の相場は4,727円と計算できました。そのため、4,000~5,000円の範囲で値段を付けていれば、相場から大きく外れることはないでしょう。
商品の状態など、ほかの条件を加える場合は絞り込み条件を変更してみてください。
メルカリの相場は販売履歴や他サイトの出品情報から判断できる
メルカリの相場を判断するためには、売り切れている商品や他のサービスから、出品されている商品の相場を調べることが重要です。自分が扱う商品の相場の調べ方を理解していれば適切な価格で出品でき、売れやすくなります。
相場に合った価格設定を行い、商品を販売していきましょう。
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