物販で起業するための準備について解説!〜利益を出すためのコツや注意点も紹介〜

「物販で起業したい!」
「何から準備したらいいんだろう…?」
「起業して成功するための注意点とコツを知りたい!」

物販で起業したいと考えているものの、どこから取り組めばいいのかわからない人は多いでしょう。実際に始め方がわからず、スタートをためらう人も一定数いるでしょう。

しかし、事前にしっかり準備をすれば、自分に合った物販ビジネスで成功できます。

本記事では2,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE代表のかずが、物販で起業することについて詳しく解説します。

本記事を読めばわかること
  • 物販で起業をするために準備すること
  • 物販の種類について
  • 物販の企業で成功するための注意点とコツについて

起業に向けて頑張りたい人に向けて、スタートを切る手助けになるような内容になっているので、ぜひ最後までお読みください!

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物販で起業するために必要なもの5選

物販で起業するために必要なものを5つ紹介します。

  1. 資金
  2. パソコン
  3. プラットフォームの出品者アカウント
  4. 独自ドメインのメールアドレスと事業用ホームページ
  5. 個人事業の開業届

ひとつずつ見ていきましょう。

1. 資金

物販で起業をするなら、資金を現金で用意しましょう。資金は以下の用途で必要になります。

資金の用途
  • 仕入れ
  • 梱包材
  • 送料 
  • 商品開発
  • 人件費・外注費用・マーケティング調査 など

さまざまな用途がありますが、特に大きなウエイトを占めるのが仕入れにかかる費用です。たとえば、月の利益が10万円欲しい場合、利益率が20%の場合でも50万円分の仕入れをする必要があります。

【例】 月10万円の利益 = 仕入れにかかる費用50万円 × 利益率20%

生計を立てられるほどの収入を得るとなると、仕入額は大きくなっていきます。稼ぎたい金額から逆算し、少し多めに資金を用意しておきましょう。

また、資金繰りが円滑になることも現金を多めに用意しておくことのメリットです。クレジットカードで仕入れ費用を支払う方法はあるものの、資金繰りがうまくいかず滞納となってしまうと、ブラックリストに載る危険性があります。現金を持っておくことは大きく稼ぐためだけでなく、資金繰りのリスクヘッジになりうることを、理解しておきましょう。

2. パソコン

物販はスマホやタブレットだけでも進められるものの、効率性の観点から見るとパソコンは必須アイテムと言えます。事務作業も円滑にできるため、作業効率が格段に上がります。

パソコンで行う作業について
  • ショップ運営
  • マーケティングとプロモーション
  • 仕入れ
  • 顧客対応
  • 会計

出品ページを管理したり商品ページを作成したりするには、パソコンの大画面で作業するほうが快適です。

また、確定申告で会計ソフトや在庫管理ソフトを操作する際も、スマホでは機能が制限されていることは少なくありません。中古のパソコンであれば数万円程度で購入できるため、早めに揃えておきましょう。

3. プラットフォームの出品者アカウント

販路ごとに出品用アカウントも必要です。買い物用アカウントとは別で開設する必要があります。

物販の販路
  • Amazon
  • 楽天市場
  • メルカリ
  • eBay
  • ヤフオク!
  • BASE  など

プラットフォームごとに年会費や出品にかかる手数料、サービスの内容が違います。自分にとって必要な管理機能が備わってるかどうか、よく調べて選ぶようにしてください。

また、プラットフォームによっては登録には審査が必要で、身分証明書や事業者証明書の提示を求められることがあります。

4. 独自ドメインのメールアドレスと事業用ホームページ

事業用ホームページやメールアドレスを持つことで、自身のブランド力を高めることにつながります。

また、メーカー仕入れと物販クラウドファンディングをする場合は、独自ドメインのWebサイトがあることで事業内容の詳細がわかり、顧客からの信頼を得やすくなるでしょう。

マーケティング活動をする際も、独自のホームページでSEO対策をすれば検索エンジンでの露出を増やせる可能性があります。メールマガジンを使って顧客との関係を強化したいときも、独自のメールアドレスがあると顧客からの信頼につながるでしょう。

5. 個人事業の開業届

個人事業主として起業する際は、税務署に開業届を提出します。

届けを出さなくても罰則はないものの、法律で「事業の開始から1ヶ月以内に提出する」と決められているため、忘れないようにしてください。

開業届と同時に「青色申告承認申請手続」を提出すれば、節税効果も期待できます。

青色申告は、日本の所得税における申告方式の一つです。
特別控除最大65万円、赤字の繰越しなどのメリットがあります。

事業を開始すると税負担が重く感じることもあるため、忘れずに手続きを済ませておきましょう。

物販の種類3つ

「物販で起業する」と言っても、さまざまな手法があるため、始める前にどのように取り組むのか決める必要があります。物販の種類は物販ビジネスが成功するか否かを左右する要素のひとつです。

本項では、大きく分けて3つの物販について解説します。

  1. 転売・せどり
  2. メーカー仕入れ
  3. 物販クラウドファンディング

それぞれの特徴を理解したうえで、自分に適したビジネスを選びましょう。

1.転売・せどり

実店舗やオンラインショップから仕入れて販売する、いわゆる「転売」「せどり」のことです。

1.転売・せどりの種類
  • 電脳せどり
  • 店舗せどり
  • 欧米輸入ビジネス
  • 中国輸入ビジネス
  • 海外輸出ビジネス など

一般的によく知られている手法で、初心者のほとんどがまずここからスタートするでしょう。仕入れ時と出品時の価格差を利用して利益を得る手法です。

2.メーカー仕入れ

メーカー仕入れは、製造元から商品を直接仕入れて販売するビジネスモデルです。メーカーから商品をまとめて購入し、適正価格で販売します。

2.メーカー仕入れの仕入れ先
  • 国内・海外メーカー
  • 商社・卸売業者
  • 展示会や見本市
  • B2Bオンラインマーケットプレイス

メーカー仕入れをした商品は「新品」として出品が可能です。また、メーカーからの仕入れは価格が安いため利益率が高く、そのうえ安定した供給が可能です。

転売で起業を考える人にとっては、長期的なビジネスとして展開しやすい手法と言えます。

3.物販クラウドファンディング

物販クラウドファンディングは商品を事前に企画し、クラウドファンディングにより集めた資金を元に商品を生産し、販売するビジネスモデルです。

資金を提供してくれた支援者に商品を提供することで、リスクを抑えて新商品を市場に出すことができます。

物販で起業する際の注意点3選

物販で起業するための注意点を3つ解説します。

  1. 参入障壁が低く競合が多い
  2. 転売を禁止しているメーカーが存在する
  3. 収入が安定するまでに時間がかかる

始めた後になって「思ったよりも稼げなかった・・・」といったことがないように、ひとつずつ押さえておきましょう。

1.参入障壁が低く競合が多い

物販ビジネスは今やライバルが大幅に増加し、価格競争が頻繁に起きやすい状況になっています。実際に、物販は一部の取扱い品目を除き、許可や免許が不要でビジネスを始められます。

そんな中、安定した利益を求めてメーカー仕入れで独占契約し、安定した収入を求める人が増えました。しかし、そこも飽和状態といっていいほど、ライバルは増えつつあります。

2.転売を禁止しているメーカーが存在する

昨今、転売目的の購買を明確に禁止している企業が増加傾向にあります。転売を禁止しているメーカーの一例を、以下にピックアップしてみました。

転売を禁止しているメーカーの例
  • ナイキ、アディダス
  • アップル
  • ユニクロ
  • ヤマダ電機
  • ビックカメラ  など

転売を禁止しているメーカーやブランドは、正規の流通経路を保ち、適正価格を安定させるためにさまざまな対策をしています。

メーカー側の意図としては、正規ルートで適正価格で消費者に届くことで、「商品の品質が保たれた商品をお客様のもとに届けたい」と考えているためです。

3.収入が安定するまでに時間がかかる

物販で起業しても、最初の段階では収益が少なく、成果を上げるまでには時間がかかることが一般的です。最初のうちはいくら頑張っても、ほぼ利益が残らないという事態も普通に起こりえます。

安心して物販に取り組むためには、独立前には最低でも半年分の生活費を確保しておきましょう。不安な人は、一年分用意しておくと安心です。

資金を用意しておくことで落ち着いて物販ビジネスに集中でき、成果が出やすくなります。

物販で起業するコツ5選

物販の起業をする場合、最初のうちはどうしても収益が期待できません。とはいえ、生活を安定させるために少しでも早く成果を上げたいと考えるものです。

ここからは、物販に取り組むにあたって押さえるとうまくいくコツを5つ紹介します。

  1. 最初は副業から取り組む
  2. 需要があるジャンルを選ぶ
  3. 収支管理を徹底する
  4. リサーチを継続する
  5. 物販スクールやコンサルタントから学ぶ

ひとつずつ見ていきましょう。

1. 最初は副業から取り組む

物販ビジネスの収益が安定するまでの間は、これまでの仕事を継続しながら副業として取り組むことをおすすめします。

実際のところ、初月から儲けられる人はほとんどおらず、生計を立てられるようになるのはしばらく時間を要します。正しい努力をコツコツ継続すれば、いつか結果はついてきますが、ある程度の時間はかかるのが一般的です。目安として1~2年程度、短めに見積もっても半年はかかるでしょう。

本業と両立させるために「平日は2時間、休日は8時間」などと決めて活動するのがおすすめです。無理のない計画を立てず、時間をかけて結果を出すつもりで取り組みましょう。

2. 需要があるジャンルを選ぶ

需要があるジャンルを選ぶことも、物販で成果を上げるうえで重要なことです。需要のあるジャンルの例は、以下のとおりです。

需要のある物販のジャンルについて
  • 本・CD・アニメ
  • スニーカー・古着
  • ゲーム関連機器

一定数の需要があるジャンルの中から、ライバルが多すぎず、継続して売れそうなものを考慮しながら絞り込んでいきましょう。理想は軽量でかさばらず、コンパクトで単価の高い商品を扱うことです。

物販で需要のある商品ジャンルについては「せどりでおすすめのジャンル7選!利益率の高い商品の見つけ方とリサーチ方法も紹介」の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

せどりでおすすめのジャンル7選!利益率の高い商品の見つけ方とリサーチ方法も紹介

3.収支管理を徹底する

物販で儲けた金額の収支を徹底的に管理することも、今後安定して利益を上げるために重要なことです。収支管理を行うことで得られるメリットは、以下のとおりです。

収支管理を徹底することのメリット
  • 何にいくら使っているかが明瞭になれば無駄なコストに気付ける
  • キャッシュフローが把握できていれば不測の事態に対応できる
  • 納税を行う時にわかりやすい
  • 取引先の金融機関から信頼を得やすい

お金の流れを把握していることで余計なコストに気付けるようになり、結果的に利益につながります。収支管理はExcelなどの表管理ツールで問題ないので、すぐに取り組んでみてください。

4.リサーチを継続する

物販で起業をするなら、市場の動きや同業者の動向をチェックしましょう。

最新のトレンドからは、常に変化する消費者のニーズや好みを把握できます。また、トレンドに敏感であれば競合よりも先に利益商品を出品できるでしょう。

リサーチする際はSNSや店舗メルマガ、ニュースなどが挙げられます。情報収集を止めてしまえばたちまち情報は古くなっていくので、リサーチは継続的に行いましょう。

5.物販スクールやコンサルタントから学ぶ

行き詰まったときには、プロのアドバイスやサポートを受けることも重要です。理由は次のとおりです。

プロから学ぶべき理由
  • 間違いを正してくれる
  • 余計な寄り道をせず、正しい成功方を教えてくれる
  • 法律や会計などの専門的な知識について質問できる

間違った方法で頑張り続けても、結果が出るまでに時間がかかってしまいます。回り道で時間を浪費してしまうくらいなら、最初から正しい方法を教えてもらえて、間違っていたら修正してもらいましょう。

相談先として有効なのは、コンサルや起業家のコミュニティなどです。また、法務や会計の専門家に相談すれば、法的な問題や税務上の問題も解決できるでしょう。

本格的に稼ぎたいなら、相談できるプロがいる環境に身を置いてみてください。

物販で起業するためには準備とジャンル選びが大事

物販で起業したいなら、せどりの種類や扱う商品選びは非常に重要です。自分に合ったものや精通しているジャンルなどを決めたら、パソコン環境や申請書類など、起業に必要な準備を始めていきましょう。

物販は成果が出るまでに、どうしても時間がかかります。そのため、資金を多めに用意したり副業として取り組んだりなどして、生活基盤を整えておくことが大切です。

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