「Yahoo!フリマとメルカリ、どちらが売れやすいの?」
「それぞれのサービスの特徴や違いを知りたい!」
「どちらのサービスを使えば効率よく販売できるの?」
せどりで利用するプラットフォームにはYahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)やメルカリなどさまざまありますが、どこなら商品が売れるのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。フリマアプリを利用して商品を販売する際、プラットフォーム選びは重要な要素になります。
本記事では、1,500名を超える物販スクールを運営する物販ONE🄬代表のかずが、以下の内容について解説します。
- Yahoo!フリマとメルカリどちらが売れるのか
- Yahoo!フリマとメルカリの違い
- プラットフォームごとの安全性
利用者数や年代別の傾向など、さまざまな観点で両サービスを比較するため、ぜひ参考にして商品販売に最適なプラットフォームを選んでください。
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)とメルカリどっちが売れる?比較ポイントを4つ解説
Yahoo!フリマとメルカリのどちらが売れるのか比較するポイントは、以下の4つです。
- 利用者数
- 年代別の傾向
- 手数料
- 搭載されている機能
ひとつずつ見ていきましょう。
1.利用者数
Yahoo!フリマとメルカリの大きな違いとして、利用者数が挙げられます。
メルカリの月間アクティブユーザー数は、約2,200万人以上と言われています。一方で、Yahoo!フリマはPayPayフリマからYahoo!フリマに生まれ変わった2023年11月時点で、累計ダウンロード数が2,000万人を超えたところです。
Yahoo!フリマよりも月間利用者数の多いメルカリのほうが商品の閲覧数も増える傾向にあるため、売れやすいと考えられます。ただし、Yahoo!フリマも利用者数は増えているため、将来的には商品を売りやすくなるでしょう。
2.年代別の傾向
プラットフォームの利用者の年代別の傾向を見ることで、自ずと売れやすい商品ジャンルが見えてきます。
メルカリの年代別利用者数は、2022年時点で10~20代の利用がもっとも多いことがわかります。
一方で、2013年に比べるとあらゆる年代で利用されるようになっているので、全年代の人に浸透していることが伺えます。
カテゴリー別シェアを見ると、2023年ではエンタメ・ホビーのジャンルが28%と大きなシェアを占めています。
利用者とカテゴリーのシェアから、メルカリでは10~20代の利用者にエンタメ・ホビー系の商品が売れやすいと考えられるでしょう。
一方のYahoo!フリマでは、2022年12月の購入カテゴリランキングが公開されています。年代別の購入カテゴリランキングによると、40代までのユーザーはトレーディングカードやゲームなどのホビー系商品が上位に入っています。
Yahoo!フリマとメルカリの年代別の傾向を比較したとき、どちらもエンタメ・ホビーが売れやすいという結果でした。このことから、若年層向けのエンタメ・ホビー商品であれば、どちらで出品しても売れやすさに大きな差はないと言えるでしょう。
3.手数料
Yahoo!フリマとメルカリの手数料は、売り手にとっては重要な比較ポイントです。それぞれの手数料は以下のとおりで、Yahoo!フリマのほうが低めに設定されていることがわかります。
Yahoo!フリマ | 販売価格の5% |
メルカリ | 販売価格の10% |
販売手数料が低く設定されていれば、商品が売れたときの利益が増えます。さらに、手数料が低いことから商品価格を下げる選択も取りやすくなり、ユーザー側も商品を購入しやすくなるでしょう。
4.その他搭載されている機能
Yahoo!フリマとメルカリには、売れやすさに影響を与えるさまざまな機能が搭載されています。
Yahoo!フリマ | ・値下げ交渉機能が標準搭載されている ・クーポンを付けられるため、ユーザーにお得感を与えられる |
メルカリ | ・自動値下げ機能により、自動で値下げをしてくれるため交渉する手間が省ける ・価格なし出品機能により、購入希望者からの提案を参考にしながら価格を決められる |
ユーザーが商品を買いやすいように、両サービスとも値下げに関する機能が充実しています。扱う商品や使い方次第ですが、各機能を上手く活用することで、両サービスともに売れやすさを高められるでしょう。
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)で売れるもの3選
Yahoo!フリマで売れやすいものは、以下の3つです。
- キャラクターグッズ
- パソコン・周辺機器
- 本
Yahoo!フリマで売れる商品を探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
1.キャラクターグッズ
キャラクター関連グッズは、根強い人気のある売れやすい商品です。アニメやゲームの人気キャラクターは固定ファンも多く人気があるため、以下のような商品は高値で売れる可能性があります。
- 期間限定の商品
- プレミアがついている商品
- 販売終了している商品
手に入りにくいキャラクターグッズはコレクターにとって貴重な商品となるため、売れやすい傾向にあります。傷や汚れ、付属品の有無で価値が大きく変わるため、状態のよいものを厳選して仕入れましょう。
2.パソコン・周辺機器
パソコンや周辺機器も、Yahoo!フリマで売れやすい商品カテゴリーのひとつです。Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)では、パソコンや周辺機器のカテゴリーが細かく分かれており、以下のような商品を出品できます。
- ノートパソコン
- デスクトップパソコン
- プリンター
- パソコン周辺機器
- PCパーツ
中古のノートパソコンやデスクトップPCは単価も高く、少し前のモデルでも安定して稼働するのであれば需要は十分に見込めます。マウスやキーボードなどの周辺機器も消耗して買い替えたいと考える人がいるため、安定した販売が期待できるでしょう。
3.本
本もYahoo!フリマで売れやすい商品のひとつで、以下のような本は常に一定の需要があります。
- 資格系の参考書や問題集
- 専門分野の参考書
- 学校の教科書
- 受験の過去問集
- 絶版している学術書
とくに、専門書や参考書、絶版本などのニッチな本は通常の書店では入手しづらいため、一定の需要が期待できるでしょう。また、本は中古市場での需要が高く、安価で手に入れたい読者から人気があります。
説明欄に本の状態を詳細に記載しておくと、買い手は安心して購入できるようになります。
- 帯の有無
- 書き込みの有無
- ページの状態 など
仕入れルートが確立できている場合は、売れ筋商品として安定した利益を出せるようになるでしょう。
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)で商品を売るコツ5選
Yahoo!フリマで商品を売るコツについて、以下の5つを紹介します。
- 説明文に関連キーワードを入れる
- 動画出品機能を利用する
- 値下げ交渉に応じる
- ヤフオクと同時に掲載する
- 価格を相場に合わせる
選択したプラットフォームで安定して利益を出すために、商品を売るコツを身につけておきましょう。
1.説明文に関連キーワードを入れる
Yahoo!フリマで出品した商品の説明文に関連キーワードを入れることで、売れやすくなります。ブランド名や商品の特徴、使用状況などを関連キーワードとして適切に使用することで、検索結果に表示される可能性が高まります。
ただし、関係ないキーワードの詰め込みは逆効果となるため、自然な文脈で使用することが重要です。商品の状態や使用感など、買い手が知りたい情報を正確に記載することも忘れないようにしましょう。
適切な関連キーワードを説明文に含められると検索結果に表示されやすくなり、商品の売れやすさにつながります。
2.動画出品機能を利用する
動画出品機能を活用すると、買い手に対して商品の状態や品質を伝えやすくなるため、売れる確率を高められます。動画出品機能で伝えやすくなる理由は、以下のとおりです。
- 商品の状態をさまざまな角度から見られる
- 実際に動作している様子や、着用している状態などが見られる
動画出品機能を使うと商品の細かな状態や使用感を視覚的に伝えられ、静止画では伝わりにくい商品の動きや機能を効果的にアピールできます。
ただし、長すぎる動画は視聴者の興味を失わせる可能性があるため、30秒から1分程度の簡潔な動画が効果的です。個人情報が映り込まないように安全性を確保しながら、商品の魅力を最大限に伝える動画を用意しましょう。
3.値下げ交渉に応じる
Yahoo!フリマでは値下げ交渉に柔軟に応じると、商品が売れやすくなります。多くの買い手は少しでも安く商品を購入したいと考えているため、ある程度の値下げ交渉に応じると取引の成立率が高まります。
ただし、無制限に値下げに応じる必要はないため、あらかじめ最低販売価格として決めた範囲内で交渉に応じましょう。値下げ交渉可能な金額を商品説明に記載しておくのも効果的です。
値下げ交渉に応じる際は、丁寧な対応を心がけてください。「申し訳ありませんが、それ以上の値下げは難しいです」など、断る場合でも礼儀正しく対応することが大切です。
4.ヤフオクと同時に掲載する
ヤフオク!と同時に商品を掲載すると、商品が売れる可能性を高められます。Yahoo!フリマとヤフオクは同じYahooのサービスであるため、両方のプラットフォームに同時出品して、より多くの潜在的な買い手にアプローチできます。
同時出品する際は、それぞれのプラットフォームの特性を活かした出品方法を考えることが大切です。たとえば、ヤフオクでは競争原理を活用し、Yahoo!フリマでは即決価格を設定するなどの工夫ができます。
ただし、両方で売れてしまうとトラブルにつながる可能性があるため、在庫管理は念入りに行うようにしてください。売れた際はすぐに他方の出品を取り下げるなど、適切に対応しましょう。
5.価格を相場に合わせる
Yahoo!フリマで商品を売るのであれば、価格を相場に合わせることも重要です。価格が高すぎると買い手が付かず、安すぎると利益が出なくなるなど、価格が相場から外れていると商品販売に影響があります。
相場に合った価格を付けるため、以下のような方法で相場を調査しましょう。
- 商品の定価を確認する
- Yahoo!フリマ内で競合が出品している商品価格を確認する
- 持ち物チェッカー機能を利用する
価格を設定する前に、定価や競合の価格を確認しておきましょう。相場価格がわからないときは「持ち物リスト」という機能を利用して、価格を出すのもおすすめです。
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)とメルカリどっちが安全か比較
プラットフォームを選ぶ際は、各サービスの安全性についても考慮する必要があります。ここからは、Yahoo!フリマとメルカリが安全性について実施している施策について、それぞれ解説します。
メルカリ・Yahoo!とも過去に個人情報が流出した経験から、安全性について最大限の対策を取っているので、そこまで心配する必要はありません。安心して利用するために、各サービスの施策について確認しておきましょう。
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)の安全性
Yahoo!フリマが安全性を確保するために取っている施策は、以下のとおりです。
- 専門スタッフが常時パトロールして違反商品を検知している
- 官公庁、業界団体との連携して違法性のある商品を削除している
- 商品が届かないトラブルを防止するよう取り組んでいる
専門スタッフの監視やAIを用いた不正感知、捜査機関の連携など、違法性のある商品を見つける取り組みが行われています。
さらに、代金を支払ったのに商品が届かないトラブルを防止するため、購入者が受け取り連絡をした時点で出品者へ支払いが行われる制度も採用しています。商品が届いてからでなければ出品者へ売り上げが入らないため、不正を行われる心配もなく安全に取引できるでしょう。
メルカリの安全性
メルカリでは利用者の安全を守るために、以下の対策を講じています。
- 本人確認を徹底しており、不正利用や詐欺行為のリスクを低減している
- メルカリ便などの利用により、匿名配送できる
- 届いた商品に不備や破損があった場合、返品や補償の対応を実施
安全・安心なサービスを提供するために、全国の捜査機関や公的機関と連携していることが特徴です。不正利用や詐欺行為のリスクを低減するために本人確認も徹底しており、銀行口座やクレジットカード、運転免許証などによる確認を行っています。
ただし、メルカリも個人間取引のプラットフォームであるため、完全なリスク回避は困難です。取引の際は、相手の評価をよく確認して慎重に行動することが重要です。
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)とメルカリを比較して売れやすい場所で販売しよう
Yahoo!フリマとメルカリは、どちらも魅力的なフリマアプリです。メルカリは利用者数で優位に立っていますが、Yahoo!フリマはヤフオク!と連携して幅広いユーザーへ商品を展開できます。
どちらが売れやすいかは、販売する商品や個人の使い方によって変わります。動画出品機能やヤフオクとの同時掲載など、独自の機能を活用することで販売の可能性を広げられるでしょう。
自分の商品や販売スタイルに合わせて適切なプラットフォームを選択し、効果的に販売していきましょう。
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